iTunes Storeの曲をアンドロイドで聴く方法と移行手順を解説

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こんにちは、ピクセルファンクラブのkeiです。

iPhoneやパソコンを長く使ってきた人の中には、iTunes Storeで何年もかけて購入した音楽がたくさん残っている人もいるかと思います。Google Pixelやその他のAndroid端末へ乗り換えるとき、「この曲たちはもう聴けなくなるのかな」と気になるところですよね。

私はGooglPixelを長く使っていますが、Appleのサービスを使っていたからといって、Androidへ移った瞬間に過去の購入データを全部手放す必要はありません。iTunes Storeで購入した音楽は、条件が合えばAndroidへ音楽ファイルを移して再生できます。

ただし、AndroidにはiPhoneのようなiTunes Storeアプリが用意されているわけではありません。そのため、購入した曲をパソコンへダウンロードしてからUSBでPixelへコピーするか、Apple Musicを契約しているなら「ライブラリを同期」を利用する方法が中心になります。

大切なのは、iTunes Storeで「購入した曲」とApple Musicで「配信されている曲」を同じものとして考えないこと。この違いさえ分かれば、Androidへの移行はそれほど難しくありません。

本記事の内容

  • AndroidとiTunes Storeの関係
  • 購入した曲をPixelへ移す方法
  • Apple Musicで同期する条件
  • DRMや再生できない曲の対処法
目次

iTunes StoreはAndroidで使える?

iTunes アンドロイド

まず押さえておきたいのが、iTunes StoreとApple Musicは別のサービスだという点。AndroidでもAppleの音楽サービスは利用できますが、iPhoneとまったく同じ仕組みではありません。購入した音源をどう扱うのかを理解しておきましょう。

Android用ストアアプリはない

Android向けにはApple Musicの公式アプリがありますが、iPhoneやiPadにあるiTunes Storeアプリと同じAndroid版アプリはありません。

そのため、GooglPixelでiTunes Storeアプリを開き、過去に買った曲を一覧表示して端末へ直接ダウンロードするといった使い方は基本的にできません。

ここが少しややこしいところです。AndroidでもApple MusicアプリをGoogle Playからインストールできますが、Apple Musicは音楽の定額配信サービスが中心。iTunes Storeは曲やアルバムを購入するためのストアです。

Androidで考えると分かりやすい区別

iTunes Storeは「音楽を購入する場所」、Apple Musicは「定額料金で音楽を聴くサービス」と考えるとイメージしやすいです。過去にiTunes Storeで購入した曲をAndroidへ持っていく場合は、購入済み音源をパソコン経由で扱う方法が分かりやすいでしょう。

Apple Musicとは役割が違う

Apple MusicはAndroidへ正式に提供されています。同じApple Accountでサインインすれば、Apple Musicの契約中に作成したライブラリやプレイリストをAndroidでも利用できます。

AndroidでApple Musicそのものを使いたい場合は、アップルミュージックをアンドロイドで使う方法でも、インストールから基本的な使い方まで詳しく紹介しています。

一方、昔iTunes Storeで1曲ずつ購入した音楽は、「Apple Musicを契約しないと二度と聴けない」という意味ではありません。DRMのない音楽ファイルとしてパソコンへ保存できていれば、Androidへコピーして対応アプリで再生する方法があります。

Apple Musicを今後も契約する予定があるなら同期を使う。月額料金を払わず購入済み音源を中心に聴きたいならUSBでコピーする。この考え方で選ぶと迷いにくいですよ。

購入曲はDRMを確認する

iTunes Storeで現在提供されている音楽は「iTunes Plus」と呼ばれるDRMなしの楽曲で、Appleは256kbpsのAAC形式で提供すると案内しています。

つまり、通常のiTunes Plus楽曲であれば、Apple製品だけでしか再生できないようにロックされているわけではありません。AACに対応したAndroid側の音楽アプリへファイルを渡せば再生できます。

Apple公式でも、現在のiTunes Storeで提供する曲がDRMなしであることが案内されています。(出典:Appleサポート「PCのiTunes Storeの概要」

ただし、かなり以前に購入した曲については別。Appleの案内にも、過去にDRMで保護されたコンテンツを購入した場合の説明があります。昔からiTunesを利用している人ほど、一部の古い音源だけ扱いが異なる可能性があります。

拡張子だけでは判断しないでください。

「.m4aだからDRMなし」「.m4pだから必ず現在も再生不能」と見た目だけで決めず、パソコン側で実際に再生できるか、曲の種類やファイル情報がどうなっているかを確認しましょう。DRM回避を目的とする非公式ツールを使う方法はおすすめしません。

購入曲をAndroidで聴く方法

iTunes アンドロイド

iTunes Storeで買った曲をAndroidで聴く方法は、大きく分けて2つあります。月額サービスに依存せず音楽ファイルを持ち歩く方法と、Apple Musicのクラウド同期を利用する方法です。どちらにも利点があるので、利用状況に合わせて選びましょう。

PCから音楽ファイルを転送

もっとも分かりやすいのが、iTunes Storeで購入した曲をWindowsパソコンやMacへ保存し、その音楽ファイルをAndroidへコピーする方法です。

この方法なら、DRMのない購入済み音源を聴くためだけにApple Musicへ毎月料金を支払う必要はありません。Android本体へ曲を保存するため、通信環境がない場所でも再生できます。

Google PixelならUSB-C端子があります。Windowsパソコンとデータ通信対応のUSBケーブルで接続し、Pixel側でUSBの用途を「ファイル転送」に変更すれば、本体ストレージへ音楽ファイルをコピーできます。

注意したいのはUSBケーブルです。見た目がUSB-Cでも、充電だけに対応したケーブルではパソコンとのファイル転送ができない場合があります。新たに購入するなら、商品説明でデータ通信対応と明記されているものを選んでください。

◆keiのワンポイントアドバイス

音楽の移行では、最初から何千曲もコピーするより、まず2〜3曲だけPixelへ入れて再生確認するのがおすすめ。曲名、ジャケット、音声が正常なら、残りをまとめて転送すると失敗に気付きやすくなりますよ。

Apple Musicで同期して聴く

Apple Musicを現在も契約している人なら、「ライブラリを同期」を使う方法も便利。パソコン側のミュージックライブラリをクラウド経由で利用できるため、毎回USBで音楽ファイルを移す必要がありません。

WindowsのApple Musicアプリでは、Apple Musicの契約に使っているApple Accountでサインインし、「設定」から「ライブラリを同期」を有効にできます。

Appleは、MacやWindowsなどでライブラリを同期したあと、Apple Musicアプリを利用できるデバイスから同じミュージックライブラリへアクセスできると案内しています。(出典:Appleサポート「ライブラリを同期を使う」

ただし、「ライブラリを同期」はApple Musicなど対象サービスの契約を前提とする機能です。購入した曲をAndroidで聴くだけなら、必ずApple Musicへ加入しなければならないわけではありません。

「今後もApple Musicを使うのか」「昔購入した曲だけ聴ければよいのか」で選び方が変わります。

自分に合う方法を選ぶ

USB転送とApple Music同期の違いを簡単に比べると、次のようになります。

比較項目USBで転送Apple Musicで同期
月額契約基本的に不要対象サービスの契約が必要
パソコン基本的に必要ライブラリ登録時に使う
Androidへの保存自分でコピーアプリから利用
複数端末での利用端末ごとにコピー同期しやすい
購入済み音源中心向いている契約状況で判断
配信曲も聴きたい別サービスが必要向いている

昔買ったアルバムをPixelでもそのまま持ち歩きたいだけなら、私はUSB転送から試すのが分かりやすいと思います。

反対に、Apple Musicですでに大量のプレイリストを作っていて、iPhone、パソコン、Androidをまたいで使いたい人なら、同期機能のほうが使いやすいでしょう。

PCからGooglPixelへ移す手順

iTunes アンドロイド

ここからは、購入した曲をGoogle Pixelへ移す流れを具体的に見ていきます。基本は「パソコンへ購入済み音源を用意する」「ファイルを確認する」「USBでPixelへコピーする」「Android側で再生確認する」の順番です。

Windowsで曲を用意する

Windowsでは、現在のApple Musicアプリまたは利用環境によってiTunes for Windowsから、過去にiTunes Storeで購入した音楽を確認できます。

まず、曲を購入したときと同じApple Accountでサインインしてください。別のApple Accountを使っていると、購入履歴に目的の曲が表示されないことがあります。

Windows用Apple Musicアプリでは、自分のアカウントから「購入済み」を開き、曲やアルバムを探してパソコンへダウンロードできます。

ここで一度、パソコン上で曲を再生してください。Androidへコピーする前に正常再生できることを確認しておけば、「元ファイルの問題なのか」「Android側の問題なのか」を切り分けやすくなります。

アルバム単位で大量に移す場合も、最初に数曲だけ確認すると安心です。

Macで曲を用意する

比較的新しいmacOSでは、以前のiTunesの機能が「ミュージック」アプリなどへ分かれています。そのため、「MacなのにiTunesアプリが見つからない」と焦らなくても大丈夫です。

ミュージックアプリへ購入時のApple Accountでサインインし、購入済み音源をMacへダウンロードします。続いてファイルの保存場所を確認してください。

ただし、AndroidはMacへ接続しても、一般的なUSBメモリと同じようにFinderへ内部ストレージが表示されるとは限りません。この場合は、MTPに対応したファイル転送手段や外付けストレージを利用する方法があります。

Macしか持っていない場合でも移行は可能ですが、WindowsからUSBでPixelへコピーする場合より手順が増えることがあります。

USBでGooglPixelへコピーする

Windowsパソコンへ曲を用意できたら、GooglPixelとパソコンをUSBケーブルで接続します。

Pixelの画面ロックを解除し、USB接続に関する通知を開きます。USBの用途が充電になっている場合は「ファイル転送」に変更してください。

するとWindows側からPixelの内部ストレージを開けるようになります。保存先に迷ったら、「Music」フォルダーを使うと後から見つけやすいでしょう。

パソコン上の購入曲をコピーし、PixelのMusicフォルダーへ貼り付けます。移動ではなくコピーにしておけば、パソコン側にも元データを残せます。

大量の音楽を転送するときは、ケーブルを途中で抜かないようにしてください。転送完了後はファイル数や容量を確認し、何曲か実際に再生します。

iPhoneからPixelへ機種変更する途中で音楽以外のデータも移したい場合は、iPhoneからAndroidへ機種変更したいもあわせて確認してください。写真やLINE、連絡先などは、音楽ファイルとは移行方法が異なります。

Androidで再生を確認する

コピーが終わったら、Android側の端末内音源を再生できるアプリから曲を開きます。

AACやMP3など一般的な形式で、DRMが付いていない音源なら、多くの場合はAndroidで扱えます。ただし、利用する音楽アプリによって対応形式や表示方法が異なるため、目的の曲が一覧に出てこない場合はファイル管理アプリから直接確認してみましょう。

Musicフォルダーにファイルそのものが存在するのに音楽アプリへ表示されないなら、アプリ側がまだ端末内の音源を読み込んでいない可能性もあります。一度アプリを開き直す、端末を再起動する、音楽やオーディオへのアクセス権限を確認すると改善する場合があります。

再生できれば移行は完了です。念のため、数曲だけでなくアルバムをまたいで確認してください。

移行できないときの対処法

手順どおり進めても、購入曲が見つからない、コピーしたのに再生できないといったことがあります。原因はApple Account、ファイル形式、DRM、Android側のアプリなどさまざまです。一つずつ確認していきましょう。

購入曲が表示されない

最初に確認したいのはApple Accountです。昔使っていたメールアドレスで購入していた場合、現在使っているApple Accountとは購入履歴が異なることがあります。

家族のアカウントで購入していた、複数のApple Accountを使い分けていたというケースもあります。

また、購入済みのコンテンツを非表示にしていると一覧へ出てこないことがあります。以前確実に購入した記憶があるなら、購入したアカウントと非表示設定を確認してください。

ストアから現在販売されていない作品についても、過去の購入状況や提供条件によって再ダウンロードできるかどうかが変わる可能性があります。

「昔買ったはずだから必ず今も再取得できる」と決めつけず、Apple Accountの購入履歴を基準に確認するのが確実です。

曲を開いても再生できない

Pixelへファイルをコピーできても再生できないときは、ファイル形式とDRMを確認します。

ファイル容量が0KBに近い、コピー途中でUSB接続が切れた、拡張子だけ存在して中身が壊れている、といった場合も再生できません。

まず同じファイルをパソコンで再生してみましょう。パソコンでも開けないなら、Androidの問題ではなく元ファイル側に原因がある可能性があります。

パソコンでは再生できるのにAndroidでは開けない場合は、別のAndroid向け音楽プレーヤーで確認する方法もあります。アプリによって対応する音声形式が異なるためです。

ただ、必要以上に音源を変換する必要はありません。一般的なAACファイルなら、そのまま扱える環境を選ぶほうがシンプルです。

DRM保護の古い曲だった

長年iTunes Storeを利用してきた人は、一部に昔のDRM保護音源が残っている可能性があります。

こうしたファイルは、現在販売されているDRMなしのiTunes Plus楽曲と同じ感覚では扱えません。Androidへファイルをコピーするだけでは再生できない場合があります。

だからといって、インターネット上で見つけた「DRMを強制的に解除するソフト」へすぐ手を出すのは避けたほうがいいでしょう。アカウント情報や音楽ファイルを読み込ませるソフトの中には、信頼性を判断しにくいものもあります。

非公式のDRM解除や保護回避を前提とした方法は、このサイトではおすすめしません。

購入済み楽曲の再取得や現在利用できる正規の方法を先に確認してください。利用権や著作権に関わる判断が必要な場合、正確な情報は公式サイトをご確認ください。個別の利用方法に法的な判断が必要なら、最終的な判断は権利者や専門家にご相談ください。

曲名やジャケットが崩れる

音楽そのものは再生できるものの、曲名が文字化けしたり、アルバム画像が表示されなかったりすることもあります。

これは音声データそのものとは別に保存されている曲名、アーティスト名、アルバム名、ジャケット画像などの情報を、Android側のアプリがどう読み込むかによって起こることがあります。

特に古い音源や、自分でCDから取り込んだ音楽が混在しているライブラリでは、タグ情報が統一されていない場合があります。

再生に問題がなければ音源自体が壊れているとは限りません。気になる場合は、パソコン側で曲名やアルバム情報を確認してからコピーし直しましょう。

同期した曲が表示されない

Apple Musicの同期を利用しているのにAndroidへ曲が出てこない場合は、まずApple Accountを確認します。パソコン側とAndroid側で別のApple Accountへサインインしていると、同じライブラリとして扱われません。

次に、Apple Musicの契約状態と「ライブラリを同期」が有効になっているかを確認してください。パソコン側のライブラリがクラウドへ反映されるまで時間がかかる場合もあります。

また、Apple Musicで曲を端末へダウンロードした場合、そのダウンロードデータは通常の購入音源をUSBでコピーした場合とは性質が異なります。Apple Musicの契約とアプリを前提に管理される音源として考えてください。

Android移行で注意すること

iTunes アンドロイド

iTunesからAndroidへ音楽を移すときは、単にファイルをコピーできるかどうかだけで判断しないことが大切。購入した音楽とサブスクの曲では、利用できる条件が違います。

購入とサブスクを混同しない

iTunes Storeで購入した曲と、Apple Musicのカタログからライブラリへ追加した曲は同じではありません。iTunes Storeの購入は、対象の楽曲を購入した記録があります。一方、Apple Musicは契約期間中に対象楽曲へアクセスするサービスです。

Apple Musicで「ライブラリに追加」しただけの曲を、購入済み音源だと思って通常ファイルとしてAndroidへ持ち出すことはできません。

逆に、iTunes Storeで購入したDRMなしの曲であれば、Apple Musicを解約したからといって購入履歴そのものまでサブスクリプションと一緒に消えるわけではありません。

「買った曲なのか」「定額配信で追加した曲なのか」を最初に確認することが、トラブルを避ける近道です。

解約後の扱いを理解する

Apple Musicを使ってAndroidへ移行する場合、将来サブスクリプションを解約したときのことも考えておきましょう。

Apple Musicの契約を前提として利用している配信曲やダウンロード曲は、契約終了後も買い切り音源のように永久に再生できるわけではありません。

一方、自分でiTunes Storeから購入し、DRMなしのファイルとして保存している音源については考え方が異なります。

Androidへ乗り換えたあともApple Musicを続ける予定なら問題ありませんが、「今後は月額料金を払わず、昔買った音楽だけ聴きたい」という人は、購入済み音源をパソコンへ確保しておくと分かりやすいでしょう。

Apple Musicの契約そのものを見直したい人は、アンドロイドでApple Musicを解約する方法も参考にしてください。

非公式の変換ソフトは避ける

「iTunes Android 変換」などで検索すると、さまざまな音楽変換ソフトが見つかります。

もちろん、一般的な音声ファイルを自分の用途に合わせて変換するソフトすべてに問題があるわけではありません。ただし、Apple Musicの保護された配信データやDRMを解除できることだけを前面に出した非公式ソフトには注意が必要です。

Apple Accountの認証情報を求められたり、不明なソフトへ音楽ライブラリ全体へのアクセスを許可したりするのは、私なら避けます。

現在のiTunes Store購入曲はDRMなしが基本なので、まず正規の方法で購入曲をパソコンへ取得し、そのままAndroidで扱えるかを確認してください。

余計なソフトを増やさず済むなら、そのほうが後の管理も楽ですよ。

元データを残してから移す

Androidへの転送が終わったからといって、すぐパソコンの音楽ライブラリを削除する必要はありません。

スマホは毎日持ち歩く機器なので、故障、紛失、誤操作などでデータを失う可能性があります。Pixel本体だけを唯一の保存先にしてしまうと、端末トラブルの際に音楽ファイルまで失うことがあります。

できればパソコンにも元データを残し、重要な音源なら外付けSSDなどにもコピーしておくと安心です。

Pixelを含むAndroid全体のデータ保存については、Androidスマホのバックアップ方法も確認してみてください。

◆keiのワンポイントアドバイス

機種変更では「新しいスマホで開けたから完了」と思いがちですが、元データをすぐ消さないのが大切です。少なくとも数日使い、曲、写真、LINE、認証アプリまで問題ないと確認してから古い環境を片付けるほうが安全ですよ。

Androidで音楽を快適に聴く

購入曲を無事に移せたら、今度はAndroidでどう管理するかを考えてみましょう。何千曲も端末へ保存するのか、よく聴く曲だけ入れるのかで、必要なストレージ容量や使いやすさが変わります。

端末保存は通信量を抑えやすい

USBでPixel本体へ音楽を保存する大きな利点は、再生のたびにインターネット通信を使わなくてよいことです。

電車、飛行機、地下、通信状態が不安定な場所でも、端末内にある音源なら再生できます。毎月のデータ通信量をできるだけ増やしたくない人にも使いやすい方法です。

昔購入したお気に入りのアルバムが数十枚程度なら、わざわざすべてを定額配信サービスへ置き換えなくても十分楽しめるでしょう。

その一方、何万曲ものライブラリを複数のスマホやパソコンで共有したいなら、クラウド同期のほうが管理しやすくなる場合があります。

空き容量に余裕を持たせる

Google Pixelは現行モデルでもmicroSDカードによる容量追加を前提としていません。つまり、128GBモデルを購入したあとで「音楽が増えたからSDカードを挿して256GB増やそう」という使い方はできません。

1曲数MB程度でも、数千曲になると数十GBになることがあります。さらに写真、4K動画、アプリ、LINEなども同じ本体ストレージを使います。

音楽ライブラリが大きい人は、すべてをPixelへコピーするのではなく、よく聴くアルバムだけ端末へ入れるのも一つの方法です。

外出時に必要な曲だけスマホへ保存し、全ライブラリはパソコンや外付けストレージへ残す。こうすると容量を使いすぎにくくなります。

イヤホン接続も確認する

古いiPhoneや音楽プレーヤーからPixelへ移った人は、音源だけでなくイヤホンの接続方法でも戸惑うかもしれません。

現在のPixelには3.5mmイヤホンジャックがないため、有線イヤホンならUSB-C対応製品や対応する変換アダプターが必要です。Bluetoothイヤホンを使う方法もあります。

特にUSB-Cから3.5mmへ変換するアダプターは、端子の形が合うだけでは正常に音が出ないことがあります。

有線イヤホンを使いたい場合は、Androidのイヤホンジャックはどこにあるで詳しく解説しているので参考にしてください。

配信サービスへ切り替える

iTunes Storeで購入した音楽がかなり古く、「これを機に普段の聴き方そのものを変えたい」と感じる人もいるでしょう。

その場合は、Apple MusicをAndroidでも継続するほか、Androidで利用できる別の音楽配信サービスへ切り替える方法もあります。

定額配信なら新しい曲を探しやすく、スマホを買い替えても同じアカウントでログインすればライブラリを利用しやすいのがメリットです。

ただし、毎月料金がかかることや、配信終了によって将来聴けなくなる楽曲があることは、買い切りの音楽ファイルとの大きな違いです。

私は、昔から大切にしている購入曲はファイルとして残し、新しい音楽を探すときは配信サービスを使う、といった併用も十分ありだと思います。

購入曲と配信サービスは無理にどちらか一方へ統一しなくても大丈夫です。

手元に残したい音楽は購入済みファイルとして保存し、新しい曲や普段のプレイリストは音楽配信サービスで楽しむ方法なら、それぞれの利点を生かせます。

疑問をまとめて解決

最後に、iTunes StoreからAndroidへ移るときに出やすい疑問をまとめます。「購入した曲」と「Apple Musicの曲」の違いを意識しながら確認してください。

iTunesとAndroidのよくある質問

Q1. AndroidにiTunes Storeアプリはありますか?

A. iPhoneやiPadにあるiTunes Storeアプリと同じAndroid版はありません。AndroidではApple Music公式アプリを利用できますが、iTunes Storeで購入した曲をファイルとして移したい場合は、パソコンへ購入済み音源を用意してからUSBでAndroidへコピーする方法が分かりやすいです。

Q2. iTunesで買った曲はAndroidで聴けますか?

A. DRMのないiTunes Store購入曲であれば、パソコンへダウンロードしてAndroidへコピーし、対応する音楽アプリで再生できます。現在のiTunes Store楽曲はDRMなしのiTunes Plusが基本ですが、古い購入音源にはDRM保護されたものが残っている場合があります。

Q3. Apple Musicへの加入は必要ですか?

A. iTunes Storeで購入したDRMなしの音源をパソコンからAndroidへ直接コピーして聴く方法なら、購入曲の再生だけを目的にApple Musicへ加入する必要はありません。一方、「ライブラリを同期」を利用して複数端末からApple Musicのライブラリへアクセスする場合は、対象となるサブスクリプションが必要です。

Q4. iPhoneからPixelへ直接曲を移せますか?

A. 機種変更時のデータコピーですべてのiTunes購入曲が通常の音楽ファイルとして自動移行されるとは限りません。購入した音源を確実に管理したい場合は、購入時のApple Accountを使ってパソコンへ曲を用意し、ファイルを確認してからPixelへコピーする方法がおすすめです。

Q5. DRM解除ソフトを使ったほうが簡単ですか?

A. おすすめしません。現在のiTunes Store購入曲はDRMなしが基本なので、まずApple公式の方法で購入済み音源を再取得できないか確認してください。古いDRM保護曲についても、保護回避を目的とする非公式ソフトへApple Accountやライブラリを渡す前に、正規の利用方法を確認するほうが安心です。

iTunesの曲をAndroidで聴くまとめ

iTunes Storeで購入した音楽は、Androidへ機種変更したからといってすべて聴けなくなるわけではありません。

AndroidにはiTunes Storeアプリがないため、購入済みの音楽ファイルをパソコンからUSBで移すか、Apple Musicを利用しているならライブラリ同期を使うのが基本です。

月額契約を増やしたくないなら、DRMのない購入済み曲をパソコンへダウンロードし、PixelのMusicフォルダーへコピーする方法が分かりやすいでしょう。反対に、Apple Musicを今後も使い続け、複数端末から同じライブラリへアクセスしたいなら同期機能が便利です。

  • AndroidにはiTunes Storeアプリがない
  • 購入済みのDRMなし音源はUSB転送を検討する
  • Apple Musicの同期には利用条件がある
  • 古い購入曲はDRMの有無を確認する
  • 非公式のDRM解除ソフトへ安易に頼らない
  • 移行前の音楽ファイルはパソコンにも残しておく

特に長くiTunesを使ってきた人ほど、購入曲、CDから取り込んだ曲、Apple Musicで追加した曲が一つのライブラリに混在しがちです。全部を一度に移そうとせず、「これは購入曲」「これは配信曲」と確認しながら進めてみてください。

せっかく集めてきた音楽ですから、Androidへ乗り換えたあとも気持ちよく聴ける形で残したいですよね。まず数曲だけPixelへコピーし、問題なく再生できるところから始めるのがおすすめです。

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