こんにちは、ピクセルファンクラブのkeiです。
Google Pixelを使っていると、Wi-Fi機器の設定やパソコンとの接続、ネットワークのトラブル確認などで「スマホのIPアドレスを確認してください」と表示されることがあります。
私も7年来Pixelを使っていますが、IPアドレスについて調べるときに一番ややこしいと感じるのが、スマホには用途の違うIPアドレスがあること。同じ「IPアドレス」という言葉でも、自宅のWi-Fi内で使うアドレスと、インターネット側から見えるアドレスでは意味が違います。
PixelのIPアドレスを確認するなら、最初に「何のためにIPを知りたいのか」を決めることが大切です。プリンターやパソコンとの接続ならローカルIP、WebサイトからどのIPで見えているか知りたいならグローバルIPを確認します。
この記事では、Google Pixelを中心にスマホのIPアドレスの調べ方から、変更が必要になるケース、VPNを使う場合の注意点まで順番に解説します。
本記事の内容
- PixelでスマホのIPアドレスを確認する方法
- ローカルIPとグローバルIPの違い
- スマホのIPアドレスを変更する方法
- VPNや固定IPを使うときの注意点
スマホのIPアドレスとは

IPアドレスとは、ネットワーク上で通信先を判断するために使われる番号のこと。ただ、スマホに表示された数字を見て「これが自分のIPなんだ」と覚えるだけでは不十分。接続している場所や通信方法によって、使われるIPアドレスは変わります。
ローカルIPとグローバルIP
スマホのIPアドレスを調べるときは、ローカルIPアドレスとグローバルIPアドレスを分けて考えると分かりやすいですよ。
ローカルIPアドレスは、自宅や会社などのネットワーク内で機器を見分けるために使われます。Pixelが自宅のWi-Fiへ接続すると、一般的にはWi-Fiルーターから「192.168.1.20」のようなアドレスを割り当てられます。
一方のグローバルIPアドレスは、インターネット側との通信で使われるアドレスです。自宅のWi-Fiなら、一般的にはルーターや回線側に割り当てられたIPを複数の機器で利用します。
| 種類 | 主な用途 | 確認したい場面 | 例 |
|---|---|---|---|
| ローカルIP | 家庭や会社のネットワーク内 | PCやプリンターとの接続 | 192.168.1.20 |
| グローバルIP | インターネットとの通信 | Web側から見えるIPの確認 | 回線ごとに異なる |
つまり、自宅のGooglePixelに「192.168~」と表示されていても、それがWebサイトから見えているグローバルIPとは限りません。
IP確認で最初に決めること
同じWi-Fiにある機器へ接続したいならローカルIP、インターネット側から見えるIPを知りたいならグローバルIPを確認します。この違いだけ覚えておけば、かなり迷いにくくなります。
IPv4とIPv6の違い
Pixelのネットワーク情報を見ると、短い数字だけでなく、英数字とコロンが並んだ長いアドレスが表示されることがあります。これは主にIPv4とIPv6の違い。
IPv4では「192.168.1.15」のように数字を4つに区切った表記が使われます。一方、IPv6では「2001:db8:~」のように、数字やアルファベットとコロンを組み合わせた長い形式になります。
現在の通信環境ではIPv4とIPv6を両方利用するケースも珍しくありません。そのため、Pixelの画面にIPアドレスが複数表示されても、それだけで異常と考える必要はありません。
また、IPv6では端末自身にインターネット側で利用できる形式のアドレスが割り当てられる構成もあります。IPv4の「家庭内IPと外向きIP」という感覚だけでは説明できない場合があるため、ネットワーク機器を設定するときはIPv4とIPv6のどちらを求められているのかも確認してください。
PixelでIPを確認する
Google PixelでWi-Fi接続時のIPアドレスを確認するときは、接続しているWi-Fiの詳細画面を開くのが基本。Androidの更新によって名称や配置が変わる可能性はありますが、おおむね同じ流れで確認できます。
Wi-FiのIPを確認する手順
Pixelで現在接続しているWi-FiのIPを確認するなら、まず「設定」を開きます。「ネットワークとインターネット」→「インターネット」と進み、現在接続しているWi-Fiネットワークを選択してください。
ネットワークの詳細画面を下へ進むと、「IPアドレス」などの項目を確認できます。環境によってIPv4アドレスだけでなくIPv6アドレスが表示される場合もあります。
Pixelでの確認手順
設定 → ネットワークとインターネット → インターネット → 接続中のWi-Fi → ネットワークの詳細 → IPアドレス
PixelやAndroidのバージョンによって画面表示が異なる場合は、設定アプリの検索欄で「インターネット」や「Wi-Fi」と検索すると探しやすいですよ。
GoogleもPixelのWi-Fi設定について「設定」から「ネットワークとインターネット」「インターネット」と進む操作を案内しています。画面構成が変わった場合は公式情報も確認してください。
(出典:Google Pixel ヘルプ「Google Pixel を Wi-Fi ネットワークに接続する」)
◆keiのワンポイントアドバイス
IPアドレスを誰かから聞かれたときは、数字を送る前に「Wi-Fi内のIPですか、それともインターネット側のIPですか」と確認するのがおすすめです。ここを取り違えると、正しい数字を伝えているのに接続できないということが起こります。
モバイル通信では見え方が違う
Wi-Fiをオフにして4Gや5Gなどのモバイルデータ通信を利用している場合、家庭のWi-Fiと同じ感覚では確認できません。
モバイル回線で利用するIPアドレスは通信会社側のネットワークによって割り当てられます。さらに、通信会社によっては複数の利用者が一つのグローバルIPv4アドレスを共有する仕組みが使われる場合があります。
そのため、スマホに割り当てられている内部的なアドレスとWebサイトから見えるIPが一致するとは限りません。
「自分のスマホがインターネットからどのIPに見えているか」を確認する目的なら、端末情報の数字を探すより、次に紹介するブラウザからの確認方法が簡単です。
グローバルIPを確認する

グローバルIPは、Webサイトやインターネット上のサービスから通信元として見えるIPを知りたい場合に確認します。Wi-Fiの詳細画面にあるローカルIPとは確認方法が違います。
ブラウザで確認する方法
PixelでChromeなどのブラウザを開き、「IPアドレス 確認」などと検索すると、現在インターネット側から見えているIPアドレスを確認できるサービスが見つかります。
利用している接続によってはIPv4が表示される場合もあれば、IPv6が表示されることもあります。また、確認サイトによって表示項目が異なるため、「別のページでは違う形式のIPが出てきた」ということもあります。
これは必ずしもどちらかが間違っているわけではありません。IPv4とIPv6の両方が利用可能な環境では、通信相手や接続方法によって使われるアドレスが変わる場合があるからです。
IP確認サイトへ不要な情報を入力しない
現在のグローバルIPを確認するだけなら、氏名、電話番号、Googleアカウント、クレジットカード情報などを入力する必要はありません。IP確認だけを理由にアプリのインストールや個人情報の登録を要求するサービスは慎重に判断してください。
接続先を変えて違いを見る
「この数字が本当にグローバルIPなのか分からない」という場合は、Wi-Fiとモバイルデータ通信を切り替えて比較してみると分かりやすいです。
例えば、自宅Wi-Fiへ接続した状態でIP確認ページを開き、表示されたアドレスを確認します。そのあとWi-Fiをオフにしてモバイルデータ通信へ切り替え、同じページを更新してください。
通常は利用する回線が変わるため、表示されるIPも変わる可能性があります。
ただし、IPアドレスは固定されているとは限りません。通信会社やインターネット回線の仕組みによって、時間の経過や再接続などで変化する場合があります。
逆に、Wi-Fiを再接続したからといって必ずグローバルIPが変わるわけでもありません。「再接続すれば必ず別のIPになる」と考えないことが大切です。
PixelのIPを変更する方法

スマホのIPアドレスを変更したい場合も、ローカルIPなのかグローバルIPなのかで操作方法が違います。Pixelの設定だけで自由に変更できるものと、通信会社やルーター側が決めるものを分けて考えましょう。
Wi-FiのローカルIPを変える
自宅や会社のWi-Fiで使うローカルIPv4アドレスは、対応するネットワークではPixel側で固定値を設定できる場合があります。
基本的には「設定」→「ネットワークとインターネット」→「インターネット」と進み、対象のWi-Fiを開きます。編集項目から詳細設定を表示し、「IP設定」が「DHCP」になっている場合は「静的」へ変更すると、IPアドレスなどを入力できる画面が表示されます。
ただし、ここは適当な数字を入れてはいけません。
静的IPを利用する場合は、IPアドレスだけでなく、ゲートウェイ、ネットワークプレフィックス長、DNSなどをネットワーク環境に合わせる必要があります。さらに、ほかの機器がすでに利用しているIPを設定するとIPアドレスの重複が起こり、通信できなくなる可能性があります。
固定IPは必要な人だけ設定
通常のスマホ利用ではDHCPのままで問題ありません。「固定したほうがWi-Fiが速くなりそう」という理由だけで変更する必要はないですよ。会社や学校のネットワークでは管理者から指定された値だけを使用してください。
自宅でPixelのローカルIPを一定にしたい場合は、Pixel側へ直接固定値を入力する方法だけでなく、Wi-Fiルーターの「DHCP予約」や「アドレス予約」を利用する方法もあります。
ルーター側でPixelに同じIPを割り当てる設定なら、ネットワーク全体を見ながら管理できるため、対応ルーターを使っている場合はこちらのほうが扱いやすいケースもあります。
DHCPで割り当て直す
現在のローカルIPに問題があるだけなら、固定IPへ変更する前にWi-Fiを接続し直してみてください。
通常、PixelはWi-FiルーターのDHCPという仕組みからIPアドレスを自動取得しています。一度Wi-Fiを切断して接続し直すことで通信状態が更新される場合があります。
それでも改善しなければPixelとルーターを再起動します。また、保存したWi-Fi設定に問題がある場合は、ネットワークを一度削除してパスワードを入力し直す方法もあります。
ただし、再接続したからといって必ず違うローカルIPが割り当てられるわけではありません。ルーターが前回と同じアドレスをPixelへ再び割り当てることもあります。
グローバルIPは回線側で決まる
自宅Wi-FiのグローバルIPは、基本的にインターネット回線やプロバイダ側の仕組みによって割り当てられます。そのため、PixelのWi-Fi設定画面へ好きなグローバルIPを入力して変更することはできません。
ルーターを再接続するとIPが変わる回線もありますが、同じIPが再割り当てされることもあります。IPv6を利用している環境では仕組みがさらに異なる場合があります。
固定グローバルIPが必要な場合は、契約しているインターネットサービスに固定IPの提供があるか確認する方法があります。法人向けや一部の個人向けサービスでは有料オプションとして提供されることもあります。
費用や提供条件は回線会社によって異なるため、正確な情報は契約中の事業者の公式サイトをご確認ください。
VPNでIPを変えるとき
Webサイトから見える通信元を通常の回線とは別のIPにしたい場合、VPNが選択肢になります。ただし、「IPを変えたいから」という理由だけで出所の分からない無料アプリを入れるのはおすすめしません。
Google VPNを使う方法
対応するPixelではGoogleが提供するVPNを利用できます。Google公式では、Pixel 7以降の対応端末について、利用可能な国や地域でVPN by Googleを追加料金なしで利用できると案内しています。日本も対象地域に含まれています。
対応端末では、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「VPN」→「VPN by Google」から設定できます。
VPNを利用すると、通常は通信がVPNを経由するため、Webサービス側からは直接利用している回線のIPではなく、VPN経由の通信として扱われます。
ただし、Google VPNは好きな国のIPへ切り替えて地域制限されたコンテンツへアクセスすることを目的とした機能ではありません。GoogleもVPNによってIP上の場所を変更し、利用地域外のオンラインコンテンツへアクセスすることはできないと案内しています。
(出典:Google Pixel ヘルプ「Google Pixel デバイスで Google VPN に接続する」)
◆keiのワンポイントアドバイス
公共Wi-Fiを使う場面で通信保護を目的にVPNを利用するのと、「とにかくIPだけ変えたい」という使い方は意味が違います。私はVPNを見るとき、IPの数字よりも、誰が運営しているのか、通信をどう扱うのかを先に確認します。
有料VPNを選ぶ判断軸
接続するサーバーの地域を自分で選びたい場合や、仕事などで特定のVPN接続が必要な場合は、第三者が提供するVPNサービスを利用することがあります。
その場合は料金だけで決めず、運営会社、プライバシーポリシー、通信ログの扱い、暗号化方式、対応端末、同時接続台数、解約方法などを確認してください。
特に「完全匿名」「絶対に追跡されない」といった極端な表現をするサービスには注意したほうがいいでしょう。
VPNを有効にすると通信経路が増えるため、通信速度が下がったり、応答時間が長くなったりする可能性があります。Pixelのバッテリー消費やモバイルデータ通信量へ影響する場合もあります。
銀行、決済、動画配信、ゲームなどではVPN接続中に正常動作しないこともあるため、その場合はサービス側の利用条件を確認したうえでVPNを一時停止します。
IP変更でできることと限界

IPアドレスを変更すると通信元の見え方が変わる場合があります。しかし、それだけでスマホの情報がすべて別人になるわけではありません。ここは誤解されやすいところです。
IP変更だけで匿名にはならない
Webサービスが利用者を判断するとき、IPアドレスだけを見ているとは限りません。
ログイン中のアカウント、ブラウザのCookie、端末情報、アプリ内の識別情報、利用履歴など、複数の情報が使われる場合があります。
そのため、VPNでIPアドレスが変わっても、GoogleアカウントへログインしたままGoogleサービスを利用すれば、そのアカウントを使った操作であることまで消えるわけではありません。
IP変更と匿名化は同じ意味ではないと考えてください。
位置情報を完全には隠せない
IPアドレスから、おおまかな国や地域を推測される場合があります。しかし、通常はIPアドレスだけから自宅の部屋番号まで分かるような仕組みではありません。
一方、PixelにはGPS、Wi-Fi、モバイルネットワークなどを使った位置情報機能があります。位置情報へのアクセスを許可したアプリでは、IPアドレスとは別の方法で現在地に関する情報を取得できる場合があります。
つまり、VPNでIPの見え方を変えたとしても、位置情報の許可まで自動的に無効になるわけではありません。位置情報を気にしているなら、IPだけではなく「設定」からアプリごとの位置情報権限も確認してください。
接続制限の回避目的は避ける
IPアドレスを変更する方法を探している理由が、Webサービスから受けたアクセス制限や利用停止を回避するためなら注意が必要です。
サービス側がアクセスを制限している場合、IPを変えて回避する行為が利用規約に反する可能性があります。また、IPだけ変えてもアカウントなど別の情報から判定されることがあります。
正常に利用していたのに誤って制限されたと考えられる場合は、IP変更を繰り返すよりサービス運営元へ問い合わせるのが適切です。
Webサイトやアプリの利用条件はサービスごとに異なります。アカウント停止や地域制限などが関係する場合は、正確な情報を各サービスの公式サイトで確認してください。契約や業務上の判断が必要な場合は、管理者や該当分野の専門家へ相談してください。
似た設定を取り違えない
スマホのネットワーク設定にはIPアドレス以外にもMACアドレス、DNS、APNなど似た言葉が並びます。トラブル時にここを次々変更すると、元の原因が分かりにくくなります。
MACアドレスとの違い
MACアドレスは、Wi-Fiなどのネットワーク上で端末を識別するために使われる情報の一つです。IPアドレスとは役割が違います。
近年のAndroidでは、プライバシー保護のためWi-Fiネットワークごとにランダム化されたMACアドレスを利用する機能があります。
そのため、Wi-Fiルーターの管理画面に登録したMACアドレスとPixelに表示されるものが違う場合は、ランダムMACが関係している可能性があります。
逆に、ローカルIPが「192.168.1.10から192.168.1.15へ変わった」という場合は、MACアドレスではなくDHCPによるIP割り当ての話です。
DNSやAPNとの違い
DNSは、「pixel-fanclub.com」のようなドメイン名から接続先を見つけるために使われる仕組みです。DNSを変更しても、通常はそれだけであなたのグローバルIPが好きな値へ変わるわけではありません。
また、APNはモバイル回線でインターネットへ接続するための設定です。SIMフリー端末や一部の通信会社ではAPN設定が必要になる場合がありますが、IPアドレスを変更するための設定ではありません。
PixelへSIMを入れたあとモバイルデータ通信だけ使えない場合は、IPを変更するよりAPNを確認するほうが適切なケースがあります。詳しい確認方法はAndroidスマホでSIMカードを差し替える手順でも解説しています。
| 項目 | 主な役割 | IP変更との関係 |
|---|---|---|
| IPアドレス | ネットワーク上の通信先を識別 | 今回の中心 |
| MACアドレス | ネットワーク内の端末識別に利用 | IPとは別 |
| DNS | ドメイン名から接続先を確認 | 通常はIP変更目的ではない |
| APN | モバイル回線への接続設定 | 通信会社指定で利用 |
| VPN | 通信をVPN経由にする | 外部から見える通信元が変わる場合あり |
IP関連でつながらない場合
IPアドレスを確認するきっかけとして多いのが、「今まで接続できていた機器につながらなくなった」というケースです。IPそのものだけでなく、どこまで通信できているかを順番に確認してください。
固定IPで通信できない場合
PixelのWi-Fi設定をDHCPから静的IPへ変更したあとインターネットへつながらなくなったなら、入力内容を最初に確認します。
IPアドレスだけ正しく見えても、ゲートウェイやネットワークプレフィックス長、DNSが間違っていれば正常に通信できない可能性があります。
また、自分で設定したIPを別のパソコンやスマート家電がすでに使っていれば、IPアドレスの重複が発生します。
原因が分からない場合は、一度IP設定をDHCPへ戻して自動取得で通信できるか試してください。DHCPなら正常に通信できるのであれば、Pixel本体の故障より固定IPの設定内容を疑いやすくなります。
同じWi-Fiでも端末が見えない
パソコン、プリンター、NASなどとPixelを接続するときは、両方が同じWi-Fiへ接続しているか確認します。
SSIDが似ていても、一方が通常ネットワークでもう一方がゲストネットワークになっている場合があります。ゲストWi-Fiでは、同じWi-Fiルーターを利用していても端末同士の通信を禁止する設定が使われることがあります。
例えばPCからPixelをWi-Fi経由で操作するときも、両方が同じネットワークへ接続されていることが重要です。PixelとPCの無線接続については【PCからスマホを操作できる?】GooglPixelの接続方法と注意点を解説でも詳しく紹介しています。
ローカルIPの先頭部分が大きく違う場合も、別ネットワークへ接続していないか確認してみてください。ただし、ネットワーク構成によっては単純な数字だけで判断できないため、会社などでは管理者へ確認するのが確実です。
VPNでサイトが開けない場合
VPNをオンにした直後から特定のサイトやアプリだけ使えなくなった場合は、一度VPNを停止して変化を見ると原因を判断しやすくなります。
VPN経由のアクセスを制限しているサービスもありますし、VPNを利用することで通信の応答時間が増える場合もあります。
Google VPNでも、アプリによってはVPNから除外する設定が利用できます。VPNをオフにすると正常に利用できるなら、PixelのWi-FiそのものよりVPNとの組み合わせが関係している可能性があります。
ただし、金融アプリや会社のシステムなどではセキュリティ上のルールが決められている場合があります。自分の判断で制限を変更せず、勤務先やサービス提供元の案内を優先してください。
IPを扱うときの注意点
IPアドレスはパスワードと同じ秘密情報ではありませんが、何も考えず公開してよい情報とも言い切れません。ネットワーク設定のスクリーンショットを公開するときは、ほかの情報も一緒に写っていないか確認しましょう。
画面共有では一部を隠す
PixelのWi-Fi詳細画面には、IPアドレス以外にもSSID、MACアドレス、ゲートウェイ、DNSなどネットワークに関する情報が表示される場合があります。
家族やネットワーク管理者へトラブル相談するために共有するなら必要な情報を伝えればよいですが、SNSや掲示板へスクリーンショットを公開する場合は注意してください。
特にグローバルIPはWebサービスのアクセス記録などにも利用される情報です。単体から氏名や正確な住所が直ちに分かるとは限りませんが、公開範囲を広げる理由もありません。
相談するときは「192.168.1.xxx」のように末尾を伏せても説明できるケースがあります。必要な範囲だけ共有するのが無難です。
不審なIP変更アプリは避ける
Google Playで「IP変更」「VPN」などと検索すると多数のアプリが表示されます。しかし、IPを変えたいという目的だけでアプリを選ぶのはおすすめしません。
VPNアプリは端末の通信をVPN事業者側へ経由させる仕組みです。つまり、一般的なアプリとは違い、通信経路そのものに関わります。
運営元が分からない、プライバシーポリシーが確認できない、不必要な権限を要求する、極端な匿名性を宣伝するといったアプリは避けたほうが安心です。
◆keiのワンポイントアドバイス
IPアドレスは「変えられるか」より「なぜ変える必要があるのか」を考えるほうが大事です。普通にPixelを使っているだけなら、自動割り当てのままで困らないケースがほとんど。必要になったときだけ設定を触るくらいで十分ですよ。
IPアドレスのよくある疑問
最後に、スマホのIPアドレスを確認したり変更したりするときに出やすい疑問をまとめます。IPは接続環境によって変化するため、現在の通信方法も一緒に確認してください。
スマホIPのよくある質問(FAQ)
Q1. PixelのIPアドレスはどこで確認できますか?
A. Wi-Fi接続時のローカルIPなら、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「インターネット」から接続中のWi-Fiを開き、ネットワーク詳細にあるIPアドレスを確認します。インターネット側から見えるグローバルIPを知りたい場合は、ブラウザからIP確認サービスを利用してください。
Q2. 機内モードでスマホのIPは変わりますか?
A. モバイル通信を切断して再接続した結果、通信会社から別のIPアドレスが割り当てられる場合はあります。ただし、機内モードをオン・オフすれば必ずグローバルIPが変わるわけではありません。通信会社のネットワーク構成や割り当て方式によって結果は異なります。
Q3. VPNを使えばスマホのIPは変わりますか?
A. VPNへ接続すると通信がVPNを経由するため、一般的にはWebサービスから見える通信元がVPN側のIPになります。ただし、VPNによって利用できる地域や機能は異なります。Google VPNでは地域制限されたコンテンツへアクセスする目的でIP上の場所を自由に変更することはできません。
Q4. IPアドレスから住所や個人情報は分かりますか?
A. IPアドレスから国やおおまかな地域、通信事業者などを推測できる場合はありますが、通常はIPアドレスだけで一般の人が利用者の正確な住所や氏名を特定できるわけではありません。ただし、サービス事業者や通信事業者が保有する記録など、別の情報と組み合わせた場合は事情が異なります。
Q5. IPを固定するとWi-Fiは速くなりますか?
A. ローカルIPを固定しただけでWi-Fiの通信速度が上がるとは考えないほうがよいでしょう。固定IPは、プリンターやサーバーなどへ毎回同じアドレスで接続したいときに役立つ設定です。普段使いのPixelならDHCPによる自動取得のままで問題ないケースがほとんどです。
スマホのIP確認と変更まとめ
スマホのIPアドレスを確認するときに一番大切なのは、ローカルIPとグローバルIPを同じものとして扱わないことです。
PixelのWi-Fi詳細画面で確認できる「192.168~」などのアドレスは主に家庭や会社のネットワーク内で使われます。一方、Webサイトから見えるグローバルIPはインターネット回線や通信会社側の仕組みが関係します。
- Wi-Fi内のIPは接続中ネットワークの詳細画面で確認する
- グローバルIPはブラウザから現在の通信元を確認する
- ローカルIPの固定は必要な場合だけ行う
- グローバルIPはPixelから好きな数字へ直接変更できない
- VPNは信頼できる提供元と利用目的を確認して使う
私なら、IPアドレスを変えたいと思ったときも、いきなりVPNアプリや固定IP設定には進みません。まず「どのIPを、何のために変えたいのか」を確認します。それだけで不要な設定変更をかなり減らせます。
普通にPixelでWi-Fiやモバイル通信を使えているなら、IPアドレスは自動設定のままで構いません。PCやプリンターとの接続、業務ネットワーク、VPNなど明確な目的がある場合だけ必要な設定を変更してください。
会社や学校など管理されたネットワークでは、自己判断でIPアドレス、DNS、VPN、APNなどを変更すると接続できなくなる可能性があります。正確な情報はネットワーク管理者や各サービスの公式サイトをご確認ください。
契約やセキュリティに関する重要な判断が必要な場合は、通信事業者やネットワークの専門家へ相談することをおすすめします。