こんにちは、ピクセルファンクラブのkeiです。
Androidスマホを買い替えたり、使わなくなった端末を売却したりするときに必要になるのが「初期化」です。
ただ、設定画面にある「すべてのデータを消去」を押せば終わり、というわけではありません。写真やLINEのトーク履歴が消えたり、Googleアカウントの確認を求められて初期設定が進まなくなったりすることもあります。
特に注意したいのは、初期化してからでは取り戻せないデータがあるという点です。
私は7年来Google Pixelを使っていますが、スマホの初期化では操作方法そのものより、事前に何を残しておくかが大切だと考えています。
この記事では、Google Pixelを中心にAndroidスマホの初期化の仕方を紹介します。バックアップの取り方から、使わなくなったスマホを安全に手放す方法、初期化できない場合の対処まで順番に解説していきます。
本記事の内容
- Androidスマホを初期化する具体的な手順
- 写真やLINEなどのバックアップ方法
- 売却や譲渡前に確認したい注意点
- 初期化できない場合の原因と対処法
Androidスマホの初期化とは

Androidスマホの初期化は、端末に保存された個人データや設定を消去し、購入時に近い状態へ戻す操作です。最初に、初期化によって何が変わり、どのような場合に必要になるのかを確認しましょう。
初期化すると何が消える?
Androidスマホを出荷時の設定にリセットすると、本体内部に保存された写真や動画、アプリ、各種設定などが消去されます。
Googleアカウントも端末から外れるため、GmailやGoogleフォトなどを利用するには、初期設定後にログインし直す必要があります。
主な消去対象は次のとおりです。
| データの種類 | 初期化後の状態 |
|---|---|
| 本体内の写真・動画 | 消去される |
| インストールしたアプリ | 原則として削除される |
| 端末内のダウンロードファイル | 消去される |
| 本体に保存された連絡先 | 消去される |
| Wi-FiやBluetoothの設定 | リセットされる |
| 画面ロックの設定 | リセットされる |
| Googleアカウントのクラウドデータ | 通常は消去されない |
| SDカード内のデータ | 機種や操作条件による |
| eSIMの情報 | 消去時の選択や機種による |
ここで覚えておきたいのは、本体のデータとGoogleのクラウドに保存されたデータは別ということ。
例えば、Googleフォトへのバックアップが完了している写真は、端末を初期化してもGoogleアカウント側に残ります。一方、スマホ本体だけに保存している写真は消えてしまいます。
初期化によって消去された本体データは、バックアップがなければ元に戻せない場合があります。初期化前には、残したい写真やファイルが別の場所に保存されているか確認してください。
初期化と再起動の違い
Androidスマホには、再起動、設定のリセット、出荷時の設定へのリセットといった操作があります。再起動は、スマホの電源を入れ直す操作です。アプリの動作が不安定なときなどに使いますが、通常は写真や連絡先が消えることはありません。
一方、ネットワーク設定のリセットは、Wi-FiやBluetoothなど一部の設定を初期状態に戻す機能です。
そして、出荷時の設定へのリセットは、本体のユーザーデータをまとめて消去します。これが一般的に「Androidスマホを初期化する」と呼ばれる操作です。
動作が遅い、通信がつながらないといった理由なら、いきなり初期化せず、再起動や設定の見直しから試すことをおすすめします。
初期化が必要になる場面
初期化が必要になる代表的な場面は、機種変更、売却、下取り、家族への譲渡です。
使わなくなったスマホには、写真だけでなく、アカウント情報やアプリの利用履歴なども残っています。そのまま他人へ渡すことは避けたいところですね。
また、不具合が続いているときに、最終的な解決方法として初期化を選ぶ場合もあります。
ただし、初期化してもハードウェアの故障やバッテリーの劣化が直るわけではありません。端末の発熱や電源トラブルが続く場合は、修理が必要になる可能性もあります。
初期化前に確認すること

Androidスマホを初期化すると、端末内のデータは原則として消去されます。そこで、操作を始める前にGoogleアカウント、画面ロック、通信環境などを確認しておきましょう。
Googleアカウントを確認する
最初に確認したいのは、現在スマホに登録しているGoogleアカウントです。
Google Pixelの場合は「設定」から「パスワードとアカウント」などの項目を開くと、登録済みのアカウントを確認できます。機種やAndroidのバージョンによって、表示名称は異なります。
確認するのは、Gmailアドレスとパスワードの両方です。
初期化後に同じスマホを使い続ける場合、Googleアカウントへのログインが必要になります。パスワードが分からないまま進めると、復元できなくなるおそれがあるため注意してください。
また、Androidには不正利用を防ぐための端末保護機能があります。初期化の方法によっては、以前端末で使っていたGoogleアカウントによる本人確認を求められることもあります。
初期化前に確認したい認証情報
- Googleアカウントのメールアドレス
- Googleアカウントのパスワード
- 画面ロックのPIN・パターン・パスワード
- 二段階認証に利用する端末や認証方法
Googleアカウントのパスワードを変更した直後は、初期化後の認証に一定時間の待機が必要になる場合があります。急いで操作するより、事前に別の端末からログインできることを確かめておくと安心です。
画面ロックの解除情報を確認
初期化するときには、本人確認のために画面ロックのPINやパスワードを入力する場合があります。普段から指紋認証や顔認証で解除していると、数字のPINを久しぶりに入力する人もいるでしょう。
そこで、初期化する前に実際にPINやパスワードを使って画面を解除できるか確認しておくと確実です。
もし忘れてしまった場合でも、安易に何度も入力し続けるのは避けてください。Googleアカウントの認証情報も確認したうえで、メーカーが案内している方法を検討しましょう。
充電とWi-Fi環境を用意する
初期化の途中で電源が切れると、正常に操作を完了できない可能性があります。
Googleは初期化前に十分な充電とインターネット接続を用意するよう案内しています。時間に余裕があるときに操作することも大切です。
私なら、まず充電状態を確認し、バックアップをWi-Fiで完了させてから初期化を始めます。
特に写真や動画が多いスマホでは、バックアップに時間がかかることがあります。初期化そのものより、必要なデータを保存する作業に余裕を持たせてください。
初期化前のバックアップ方法

Androidスマホの初期化で最も大切なのがバックアップです。Googleの標準機能で保存できるものと、アプリごとに作業が必要なものを分けて確認しましょう。
Googleバックアップを設定する
Google Pixelでは、Googleアカウントを利用して、対応するアプリのデータや端末設定、SMSなどをバックアップできます。
基本的な操作は以下のとおりです。
- Androidスマホの「設定」を開く
- 「Google」を選択する
- 「バックアップ」を開く
- バックアップの保存先を確認する
- 「今すぐバックアップ」を実行する
- 完了後にバックアップ日時を確認する
機種によっては「設定」→「システム」→「バックアップ」などから確認する場合もあります。
Googleバックアップでは、対応するアプリデータ、通話履歴、連絡先、SMS、端末設定などを保存できます。ただし、アプリによってバックアップできる内容が異なるため、すべてを元どおりにできるとは限りません。
詳しい操作や保存対象については、Androidスマホのバックアップ方法を解説した記事でも紹介しています。
Googleフォトの写真を確認
写真や動画を残したい場合は、Googleフォトのバックアップ状況を確認しましょう。
Googleフォトを開き、右上のプロフィールアイコンからバックアップの状態を確認します。バックアップが停止している場合は、設定を見直してください。
ここで重要なのは、すべての画像が必ず保存されているとは限らないことです。
カメラで撮影した写真だけでなく、スクリーンショットやアプリで保存した画像など、別フォルダにあるデータも確認しましょう。
さらに、Googleフォトのブラウザ版などを別の端末で開き、大切な写真が実際に表示されるか確認すると安心です。
◆keiのワンポイントアドバイス
Googleフォトに写真が表示されるだけで、バックアップ完了と判断しないようにしましょう。スマホ本体の写真もGoogleフォトアプリで表示されるためです。私は、別の端末やブラウザから同じ写真を確認する方法をおすすめします。
Googleアカウントの保存容量が不足していると、バックアップが途中で停止する場合もあります。
無料の保存容量で足りなければ、不要なデータを削除するか、Google Oneで容量を増やす方法もあります。ただし、容量の追加が本当に必要か確認してから契約してください。
LINEのトーク履歴を保存する
Androidスマホを初期化する前には、LINEのトーク履歴も確認しましょう。
Googleの標準バックアップを有効にしていても、LINEのトーク履歴がすべて保存されるとは限りません。
LINEでは、アプリ内からバックアップを行います。
- LINEの「ホーム」を開く
- 右上の「設定」をタップする
- 「バックアップ・引き継ぎ」を開く
- 「トークのバックアップ」を選ぶ
- バックアップ先と設定内容を確認する
- 「今すぐバックアップ」を実行する
操作画面はLINEのバージョンによって変わる場合があります。
また、AndroidからAndroidへの機種変更と、AndroidからiPhoneへの機種変更では、トーク履歴の引き継ぎ条件が異なります。
特に異なるOS間では、通常の方法で引き継げる履歴に制限があります。大切な会話がある場合は、機種変更前にLINE公式の案内も確認しておきましょう。
写真や動画など、トーク履歴のバックアップに含まれないデータは別途保存が必要になることもあります。
認証アプリと金融アプリを確認
見落としやすいのが、二段階認証に使用するアプリです。
Google Authenticatorなどの認証アプリを使っている場合、初期化によって確認コードを表示できなくなる可能性があります。
Google Authenticatorでは、Googleアカウントを利用した同期や、QRコードによるアカウントの移行方法が用意されています。
ただし、同期が有効になっているか、必要なアカウントが含まれているかを確認することが大切です。銀行、証券、決済サービスなども、端末変更時に本人確認や利用登録のやり直しが必要になる場合があります。
初期化してからログインできないことに気付くと、復旧に時間がかかるかもしれません。二段階認証の確認コードを受け取る手段が、初期化するスマホだけになっていないか確認してください。
バックアップコードの保存や、新しい端末への認証方法の登録ができるサービスでは、初期化前に準備しておくことをおすすめします。
電子マネーと保存ファイルを確認
おサイフケータイを使っている場合は、Suica、PASMO、楽天Edyなどの残高や引き継ぎ方法も確認してください。電子マネーはサービスによって、機種変更前に残高を預けたり、専用の移行操作を行ったりする必要があります。
Googleウォレットからカードを削除する操作だけでは、すべてのサービスの引き継ぎが完了するとは限りません。また、Filesアプリの「ダウンロード」や「ドキュメント」などに保存したPDF、録音データ、仕事の資料も確認しましょう。
必要なファイルはGoogleドライブやパソコン、外付けストレージへコピーできます。Pixelは多くの機種でmicroSDカードによる容量拡張に対応していないため、本体ストレージにあるデータの確認が特に重要です。
Androidスマホを初期化する方法

バックアップが完了したら、実際にAndroidスマホを初期化します。ここではGoogle Pixelの設定画面を基準に説明しますが、GalaxyやXperiaなどでも基本的な考え方は同じです。
Pixelの設定から初期化する
Google Pixelを初期化する場合は、設定アプリから操作するのが基本。
手順は次のとおりです。
- Google Pixelの「設定」を開く
- 「システム」をタップする
- 「リセット オプション」を選ぶ
- 「すべてのデータを消去(出荷時リセット)」を開く
- 画面に表示される注意事項を確認する
- 「すべてのデータを消去」をタップする
- 必要に応じてPINやパスワードを入力する
- 最終確認を行って初期化を実行する
操作が完了すると、スマホ内のデータが消去され、初期設定画面が表示されます。
ここまで進むと、通常の操作で以前の本体データを元に戻すことはできません。必ずバックアップ完了を確認してから実行しましょう。
なお、下取りに出す場合は、Googleも設定アプリからの初期化を案内しています。
(出典:Google Pixel ヘルプ「Google Pixel を出荷時の設定にリセットする方法」)
Google Pixelの初期化手順
設定 → システム → リセット オプション → すべてのデータを消去(出荷時リセット)
基本的にはこの順番で操作すれば大丈夫です。ただし、表示される確認画面はAndroidのバージョンによって異なることがあります。
GalaxyやXperiaの初期化方法
Samsung GalaxyやSony Xperiaなども、設定アプリから初期化できます。ただし、Google Pixelと同じ場所に初期化メニューがあるとは限りません。
例えば、Galaxyでは「設定」→「一般管理」→「リセット」から、工場出荷状態への初期化を選べる機種があります。
Xperiaの場合は、「設定」→「システム」→「リセット オプション」から進む機種があります。
AQUOSやXiaomiなども同様に、端末ごとにメニューの位置や名称が異なる場合があります。
設定画面の検索機能で「初期化」「リセット」と入力すると、該当する項目を見つけやすいですよ。ただし、「ネットワーク設定のリセット」と「すべてのデータを消去」は別の操作です。目的に合った項目を選んでください。
初期化にかかる時間の目安
Androidスマホの初期化に必要な時間は、端末の状態や機種によって異なります。一般的には数分から数十分程度かかる場合がありますが、すべてのスマホが同じ時間で完了するわけではありません。
また、初期化後にGoogleアカウントへログインしたり、バックアップを復元したりすると、さらに時間が必要になります。特にアプリの再インストールや写真の同期には、通信環境によって長い時間がかかることもあります。
初期化中は、画面に表示される指示に従い、むやみに電源ボタンを押さないようにしましょう。処理が極端に長引いた場合は、機種ごとの公式サポートで確認することをおすすめします。
初期化できない場合の対処法
Androidスマホが正常に操作できないときや、画面ロックを解除できない場合は、設定アプリから初期化できないことがあります。ここでは代表的な対処方法を紹介します。
画面ロックを解除できない場合
画面ロックのPINやパスワードを忘れると、通常の設定画面から初期化できない場合があります。Google Pixelでは、機種によって本体の物理ボタンを利用した初期化方法が用意されています。
ただし、この方法も本体データを消去する操作です。さらに、初期化後に以前のGoogleアカウントによる本人確認が必要になる可能性があります。
そのため、画面ロックを忘れたからといって、必ずスマホを再利用できるわけではありません。Googleアカウントのメールアドレスやパスワードが不明な場合は、先にアカウントの復旧を検討してください。
ボタン操作で初期化する方法
Google Pixelでは、設定アプリを開けない場合にFastbootモードから初期化できる機種があります。
Pixel 6以降では、一般的に次の操作でFastbootモードへ進みます。
- スマホの電源を切る
- 電源ボタンと音量小ボタンを同時に長押しする
- Fastbootモードの画面が表示されたら指を離す
- 音量ボタンで「Recovery Mode」を選ぶ
- 電源ボタンで決定する
- 必要な操作でAndroid Recovery画面を表示する
- 「Wipe data/factory reset」を選択する
- 「Factory data reset」を選んで確定する
- 完了後に「Reboot system now」を選ぶ
「No command」と表示された場合は、電源ボタンを押したまま音量大ボタンを押し、両方をすばやく離すことでメニューを表示できます。
ただし、Pixelの世代によってボタン操作が異なることがあります。特に古いモデルでは、必ず対象機種の手順を確認してください。また、売却や下取りの準備では、可能な限り設定アプリから初期化する方法を選びましょう。
(出典:Google Pixel ヘルプ「Fastboot モードで Google Pixel を手動でリセットする」)
遠隔操作で初期化する方法
Androidスマホを紛失した場合は、GoogleのFind Hubを利用して遠隔からデータを消去できる場合があります。別のスマホやパソコンからGoogleアカウントにログインし、対象端末を選択する方法です。
ただし、遠隔消去には条件があります。対象端末の電源が入っていることや、通信できること、対応する設定が有効になっていることなどが必要です。
また、データを消去すると、以後その端末の位置を確認できなくなる場合があります。紛失時には、最初から初期化するのではなく、まず位置確認や端末の保護を検討するのがおすすめです。
詳しくは、AndroidスマホをFind Hubで探す方法を参考にしてください。
使わなくなったスマホの初期化
機種変更後のAndroidスマホを売却、下取り、譲渡する場合は、初期化以外にも必要な作業があります。個人情報を残さないために、端末を手放す前の確認事項を見ていきましょう。
Googleアカウントを端末から外す
使わなくなったスマホを他人へ渡すときは、Googleアカウントが端末に残らないようにすることが大切です。Google Pixelでは、設定の「パスワードとアカウント」などからアカウントを選び、「アカウントを削除」で端末から外せます。
ここでいう「削除」は、Googleアカウントそのものを消すという意味ではありません。スマホからアカウントの登録情報を外す操作なので、別のスマホやパソコンでは同じGoogleアカウントを使い続けられます。
また、売却前にアカウントを端末から外しておくことは、初期化後の端末保護によるトラブルを防ぐうえでも重要です。ただし、Googleアカウントを外す前には、バックアップ先の確認を済ませておきましょう。
具体的な操作は、AndroidスマホからGoogleアカウントをログアウトする方法で紹介しています。
SIMカードとeSIMを確認する
Androidスマホを初期化しても、物理SIMカードが自動的に取り出されるわけではありません。売却や譲渡の前には、必ずSIMカードが残っていないか確認してください。
SIMカードには通信契約に関する情報が含まれています。そのため、端末と一緒に第三者へ渡さないようにすることが大切です。SIM取り出しピンを使うときは、端末の電源を切り、SIMトレーの位置を確認してから操作しましょう。
一方、eSIMは本体内に登録されたデジタルSIMです。物理カードのように取り出せないため、契約している通信事業者の案内に従って移行や消去を行います。
eSIMを削除すると、再設定時に通信事業者での手続きが必要になる場合があります。
新しいスマホで通信できる状態を確認する前に、旧端末のeSIMを削除しないよう注意してください。
特にSMS認証が必要なサービスを使っている場合は、電話番号を利用できる状態で引き継ぎを完了させることが大切です。
電子マネーやSDカードも確認
使わなくなったスマホを初期化する場合、おサイフケータイの確認も忘れないようにしましょう。電子マネーの残高や登録情報は、通常の初期化だけで適切に引き継げるとは限りません。
サービスによっては、旧端末で事前に機種変更手続きを行う必要があります。例えば、交通系ICカードを新しい端末へ移す場合は、利用中のサービスに応じた操作が必要です。
また、microSDカードを使用できるAndroidスマホでは、カードを取り出してください。本体を初期化したからといって、取り外し可能なSDカードのデータまで必ず消去されるわけではありません。
残したいデータを確認したうえで、カードは自分で保管するか、適切に消去して処分しましょう。
売却前の最終確認をする
初期化が終わったら、端末をそのまま箱に入れる前に確認したいことがあります。まず、スマホを起動したときに初期設定画面が表示されるか確認しましょう。
そのうえで、SIMカードやSDカードが取り外されていること、eSIMの取り扱いに問題がないこと、電子マネーの引き継ぎが完了していることを確かめます。
ケースやアクセサリーも、買取店の指定に合わせて用意してください。また、端末に分割払いの残債がある場合、買取や下取りの条件に影響することがあります。
画面のひび割れ、バッテリーの状態、ネットワーク利用制限なども査定に関係する場合があるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
◆keiのワンポイントアドバイス
古いPixelを手放すなら、新しいスマホで写真、LINE、電話、電子マネー、認証アプリを使えることを確認してから初期化するのがおすすめです。旧端末が手元にあるうちに確認できることは、できるだけ済ませておきましょう。
初期化後にスマホを使う方法
初期化したAndroidスマホを自分で再利用する場合は、初期設定とデータの復元が必要です。Googleアカウントに保存したバックアップを使い、必要な機能を戻していきましょう。
Googleアカウントで再設定する
初期化後にスマホを起動すると、通常は初期設定画面が表示されます。画面の案内に従い、言語やWi-Fiを設定し、Googleアカウントにログインしてください。
以前と同じGoogleアカウントを使えば、バックアップされたデータを復元できる場合があります。ただし、機種やAndroidのバージョンによって、復元できるデータには違いがあります。
また、初期化前と同じホーム画面やアプリの状態が完全に再現されるとは限りません。アプリごとのログインや、指紋認証、顔認証などの再設定も必要になることがあります。
バックアップから復元する
Googleバックアップからデータを復元する場合は、初期設定中に表示されるデータのコピーや復元に関する画面から進みます。バックアップが複数ある場合は、復元したい端末や日時を確認して選択してください。
復元できる主なデータには、対応アプリ、連絡先、SMS、通話履歴、端末設定などがあります。一方、写真はGoogleフォトから閲覧できても、本体内に元と同じ形ですべて保存されるとは限りません。
アプリ内のデータも、サービスごとに復元方法が違います。そのため、初期設定が終わったあとも、LINEや金融アプリ、認証アプリなどを順番に確認しましょう。
アプリとセキュリティを再設定
初期化後は、Androidの更新状況とアプリの状態を確認してください。Google Pixelでは「設定」→「システム」→「ソフトウェアアップデート」などから更新を確認できます。
必要に応じて更新を行い、Google Playストアからアプリも最新の状態にしましょう。さらに、画面ロック、指紋認証、顔認証、通知なども使いやすい状態へ設定します。
金融アプリでは再度本人確認が必要になることもあります。ログインできない場合は、サービスごとの公式サポートに問い合わせてください。
一通り設定できたら、電話、SMS、モバイル通信、Wi-Fiなども正常に利用できるか確認しておくと安心です。
初期化後の買取と買い替え
使わなくなったAndroidスマホは、初期化して保管するだけでなく、買取や下取りに出すこともできます。新しいGoogle Pixelへの機種変更を検討している場合は、端末の状態と売却条件を比較してみましょう。
スマホ買取と下取りの違い
スマホを手放す方法には、買取店への売却とメーカーや通信事業者の下取りがあります。買取では、端末の状態や機種に応じて査定額が決まります。複数店舗の価格を比較できる点が特徴です。
一方、下取りは新しいスマホの購入と組み合わせて利用する仕組みが一般的です。購入代金の割引やポイント還元などで受け取る場合があります。
| 比較項目 | スマホ買取 | 下取り |
|---|---|---|
| 利用目的 | 端末を売却する | 買い替え時に利用する |
| 受け取り方法 | 現金や振込など | 値引きやポイントなど |
| 査定条件 | 店舗や端末状態による | 提供事業者の条件による |
| 比較のしやすさ | 複数店舗で比較可能 | 購入先の条件を確認 |
どちらがお得になるかは、端末の機種、状態、キャンペーン、購入先によって変わります。
また、買取や下取りには本人確認、残債、故障状態などの条件が設けられている場合があります。正確な情報は各社の公式サイトをご確認ください。
Google Pixelへ買い替える
Androidスマホを買い替えるなら、Google Pixelも候補になります。Google PixelはGoogleが開発するAndroidスマホで、GoogleフォトやGoogleアカウントなどとの連携が特徴です。
機種変更では、Androidのバックアップや端末間のデータ転送機能を活用できます。ただし、古い端末を初期化する前に、新しいPixelで必要なデータを利用できることを確認してください。
また、Google Storeなどでは下取りプログラムが用意される場合があります。対象機種や査定額、キャンペーン条件は変更されるため、購入時に確認しましょう。
私としては、下取り価格だけでなく、スマホ本体の価格や必要な機能まで含めて比較するのがおすすめです。
古いスマホを保管する場合
使わなくなったAndroidスマホを、予備端末として保管する人もいるでしょう。その場合、必ずしも初期化する必要はありません。ただし、使わないアプリや古い認証情報が残っていることには注意が必要です。
長期間保管するなら、必要なデータをバックアップしてから電源を切り、直射日光や高温を避けて保管してください。バッテリーを完全に使い切った状態で長く放置すると、劣化や充電できない原因になることがあります。
また、OSのセキュリティ更新が終了した古い端末を、金融取引など重要な用途で使い続けることはおすすめしません。予備端末として残すのか、初期化して売却するのか、使い道に合わせて判断しましょう。
Androidスマホ初期化の注意点
初期化自体は難しい操作ではありませんが、実行後に困ることがあります。特に端末保護、クラウドデータ、復元できない情報については、初期化前に理解しておきたいところです。
端末保護によるロックに注意
Androidには、盗難や不正な初期化を防ぐための端末保護機能があります。この仕組みは一般的にFRP(Factory Reset Protection)と呼ばれています。
端末保護が働くと、初期化後の設定時に以前使用していたGoogleアカウントによる確認が必要になる場合があります。これは、第三者が勝手に初期化してスマホを使用することを防ぐための仕組みです。
特に注意したいのは、中古スマホを購入した場合や、古い端末を家族へ譲る場合です。以前の所有者のGoogleアカウントが残っていると、新しい利用者が設定を完了できない可能性があります。
売却前には、利用中のGoogleアカウントを確認し、メーカーが案内する方法で端末から削除してから初期化するのが基本です。端末保護の解除ができない場合は、購入元やメーカーのサポートへ相談してください。
クラウドのデータは別に管理する
Androidスマホを初期化しても、Googleアカウントそのものが削除されるわけではありません。
Gmailのメール、Googleドライブのファイル、Googleフォトにバックアップ済みの写真などは、通常はGoogleアカウント側に残ります。
ただし、初期化とは別にクラウド上のファイルを削除した場合は、ほかの端末にも影響する可能性があります。例えば、Googleフォトの写真を削除すると、同期しているほかの端末やクラウド上の写真も削除対象になることがあります。
そのため、初期化前に写真を残したい場合は、削除操作とバックアップ操作を混同しないことが大切です。本体のデータを消す操作と、Googleアカウント内のデータを消す操作は、別々に考えましょう。
初期化後に戻せない情報がある
Googleバックアップが有効でも、すべてのアプリデータが戻るとは限りません。
例えば、アプリ内で個別に保存していたデータや、一部のゲームの進行状況、端末固有の認証情報などは、バックアップ対象外になる場合があります。
また、銀行や電子マネーなどのサービスでは、新しい端末で再登録や本人確認が必要になることもあります。大切なのは、初期化する前に「どこへ保存されているか」「どうすれば復元できるか」を確認することです。
業務用のスマホや会社から貸与された端末については、管理者の許可なく初期化しないようにしてください。
なお、端末に保存された重要な個人情報の取り扱いや、業務用データの消去方法について判断に迷う場合は、メーカー、通信事業者、情報セキュリティの専門家などに相談することをおすすめします。
Androidスマホ初期化の疑問
Androidスマホの初期化について、操作前に確認しておきたい質問をまとめました。初期化できる条件やデータの取り扱いに迷った場合は、こちらも参考にしてください。
Androidスマホ初期化のよくある質問(FAQ)
Q1. Androidスマホを初期化すると写真は消えますか?
A. スマホ本体に保存されている写真や動画は、基本的に初期化で消去されます。ただし、Googleフォトへのバックアップが完了している写真は、通常はGoogleアカウント側に残ります。初期化する前に、別の端末やブラウザから写真を確認しておきましょう。
Q2. AndroidスマホはSIMカードを入れたまま初期化できますか?
A. 多くのAndroidスマホでは、物理SIMカードを入れたままでも初期化できます。ただし、初期化してもSIMカード自体は取り出されません。売却や譲渡する場合は必ずSIMカードを抜いてください。eSIMを使用している場合は、通信事業者の案内に従って移行や削除を行いましょう。
Q3. Androidスマホの初期化はGoogleアカウントなしでもできますか?
A. 初期化の操作自体はできる場合があります。ただし、端末保護機能が有効なスマホでは、初期化後に以前登録されていたGoogleアカウントでの本人確認が必要になることがあります。パスワードを忘れた場合は、初期化前にアカウントの復旧を行うことをおすすめします。
Q4. 使わなくなったAndroidスマホは初期化だけで売却できますか?
A. 初期化に加えて、Googleアカウントの登録解除、SIMカードの取り外し、eSIMや電子マネーの確認が必要です。microSDカードを使用している場合も取り外しましょう。買取店によって条件が異なるため、申し込み前に公式サイトで確認してください。
Q5. Androidスマホを初期化するとGoogleアカウントも消えますか?
A. Googleアカウントそのものは通常消えません。初期化によってスマホからアカウントの登録情報は削除されますが、GmailやGoogleドライブなどのクラウドデータは引き続き利用できます。ただし、バックアップされていない本体データは消去されるため注意してください。
Androidスマホ初期化のまとめ
Androidスマホの初期化は、設定アプリから「すべてのデータを消去(出荷時リセット)」を選ぶことで実行できます。
ただし、大切なのは操作そのものよりも、初期化する前の準備です。
Androidスマホを初期化する前の確認事項
- Googleアカウントと画面ロックの認証情報を確認する
- 写真や動画、連絡先などをバックアップする
- LINEのトーク履歴と認証アプリの引き継ぎを行う
- 電子マネーや金融アプリの移行方法を確認する
- 売却する場合はGoogleアカウントを端末から外す
- SIMカードやSDカードを取り外し、eSIMも確認する
- 初期化完了後に初期設定画面を確認する
使わなくなったAndroidスマホを売却する場合は、初期化だけでなく、SIMカードや電子マネーの取り扱いまで確認してください。
また、機種変更が目的なら、新しいスマホで必要なデータを使えるようになってから旧端末を初期化するのがおすすめです。
一度消したデータを取り戻すのは簡単ではありません。焦って初期化せず、バックアップを確かめてから進めましょう。
これからGoogle Pixelへの買い替えを考えているなら、古い端末の買取価格や下取り条件も比較してみてください。新しいスマホを気持ちよく使い始めるためにも、最後まで確認してから初期化することが大切ですよ。