こんにちは、ピクセルファンクラブのkeiです。
Google Pixelを購入するとき、意外と迷いやすいのが充電器です。最近のPixelにはAC充電器が付属しないため、「30Wと45Wならどちらを買えばいいのか」「65Wや100Wでは出力が大きすぎないか」と気になる人も多いと思います。
スマホ充電では、単純にワット数だけを見ればよいわけではありません。GooglPixelで急速充電を使うなら、USB Power DeliveryとPPSへの対応まで確認することが大切です。
しかし、充電器に「45W」「65W」と書かれていても、その数字がそのままスマホへ流れ続けるわけではありません。端末側と充電器側が対応する条件を確認しながら必要な電力を受け取るため、規格に沿った製品なら高出力の充電器も利用できます。
この記事では、現在のPixel 11シリーズを含め、Pixelに合う充電器のワット数、USB PD・PPSの意味、ケーブルの選び方までまとめます。
本記事の内容
- スマホ充電でワット数が意味すること
- Google Pixelに適した充電器の出力
- USB PDとPPSを確認する理由
- 充電器とUSB-Cケーブルの選び方
スマホ充電のワット数とは

最初に知っておきたいのが、充電器に表示される「W」の意味です。スマホ充電器のパッケージには20W、30W、45W、65W、100Wなどさまざまな数字が書かれています。この数字を理解すると、Pixel用充電器をかなり選びやすくなります。
ワット数は充電器の出力です
Wはワットと読み、電力を表す単位です。充電器では、大まかに言うとどれくらいの電力を機器へ供給できるかを見る数字になります。
電力は「電圧V×電流A」で求められます。例えば9V・3Aで出力する場合は27W。ただ、Pixel用の充電器を購入するたびに細かな計算をする必要はありません。
まず確認したいのは、充電器の「最大出力○W」という表記。それに加えて、後ほど解説するUSB PDとPPSへの対応を見れば判断しやすくなります。
GooglPixel用充電器は、ワット数だけで決めないことがポイント。最大出力に余裕があっても、Pixelが利用する急速充電規格に対応していなければ、期待した速度にならない場合があります。
30Wなら常時30Wではありません
ここはスマホ充電のワット数で誤解されやすいところです。
例えば「最大30W」のPixelを30W対応充電器へ接続したとしても、充電開始から終了までずっと30Wで充電されるわけではありません。
バッテリー残量、端末温度、使用状況などに応じて電力は変化します。一般的には残量が少ない状態では比較的大きな電力を受け取りやすく、満充電に近づくにつれて充電速度が抑えられます。
そのため、「30W充電器だからバッテリー容量を単純計算して○分で満充電になる」とは考えないほうがいいでしょう。
充電器の最大ワット数と、スマホが実際に受け取っているワット数は別物。この違いを覚えておくと、充電器選びで数字に振り回されにくくなります。
高ワットほど速いとは限りません
スマホ充電器を見ると、65Wや100W、さらに大きな出力をうたう製品もあります。数字だけを見ると「100Wなら30Wより3倍以上速そう」と感じるかもしれません。
しかし、スマホ側にも受け取れる電力の上限があります。
例えば端末側が最大30Wまでの条件で動作するなら、適切なUSB PD対応100W充電器へ接続したとしても、スマホが100Wをそのまま受け取るわけではありません。
したがって、スマホの充電速度を上げる目的だけで必要以上に高出力な製品へ買い替えるメリットは限定的です。
一方、65W以上の充電器には別の利点があります。ノートパソコンやタブレットにも使ったり、複数のUSB-C端子から同時に充電したりする人なら、出力に余裕があるモデルは便利ですよ。
◆keiのワンポイントアドバイス
充電器を選ぶとき、「一番大きいW数」より「GooglPixelとほかの機器を何台充電するか」を先に考えるのがおすすめ。Pixelだけなら30~45W級で十分な場面が多く、パソコンまで一緒に充電したいなら65W以上が候補になります。
Pixelに必要なワット数

では、Google Pixelでは何Wの充電器を選べばよいのでしょうか。現在販売されているPixelではモデルごとに充電性能が異なります。そのため、自分が使っている機種を確認してから選びましょう。
Pixel 11は30Wが目安です
2026年8月最新のPixel 11シリーズでは、Pixel 11とPixel 11 Proは最大充電速度に必要な電力として30W、Pixel 11 Pro XLは45Wが示されています。折りたたみ式のPixel 11 Pro Foldは30Wです。
Google Storeでは急速充電の条件としてUSB-C PPS充電器が案内されています。そのため、新しく充電器を購入するなら、USB PD対応というだけでなくPPS対応まで確認しておくのが分かりやすい選び方です。
| モデル | 充電器選びの目安 | おすすめの考え方 |
|---|---|---|
| Pixel 11 | 30W以上のUSB-C PPS | 30W~45W級で使いやすい |
| Pixel 11 Pro | 30W以上のUSB-C PPS | 30W~45W級で使いやすい |
| Pixel 11 Pro XL | 45W以上のUSB-C PPS | 45W以上を選ぶ |
| Pixel 11 Pro Fold | 30W以上のUSB-C PPS | 30W~45W級で使いやすい |
| Pixel 10a | 45W以上のUSB-C PPS | 公式の急速充電条件を重視 |
Googleの条件や充電時間はモデルによって異なるため、購入前には最新仕様も確認してください。現在のPixel 11シリーズについては、Google Store「Google Pixel 11シリーズの比較」で公式情報を確認できます。
なお、表のワット数は「スマホがそのワット数を常に受け取り続ける」という意味ではありません。急速充電に適した充電器を選ぶための目安として考えてください。
45Wなら現行Pixelに使いやすい
Pixelだけを考えて1台の充電器を選ぶなら、現在は45WクラスのUSB PD PPS対応USB-C充電器がかなり使いやすい選択。
Pixel 11やPixel 11 Proに対しては出力に余裕がありますし、45Wを必要とするPixel 11 Pro XLにも対応できます。Pixel 10aについても、Googleは45W以上のUSB-C PPS充電器を使用した急速充電条件を案内しています。
つまり、機種変更を考えている人にとっても45W級は使い回しやすい容量です。
もちろん、すでに30W PPS対応充電器を持っていて、使っているPixelが30Wクラスで十分なら買い替える必要はありません。充電器を増やすより、現在持っている製品の仕様を一度確認したほうが無駄がありませんよ。
Amazonや楽天市場でPixel用充電器を探す場合は、「45W」という数字だけではなく、商品仕様にUSB PD・PPS対応が明記されているか確認してください。USB-Cポートごとの最大出力も重要です。
65W以上が向く人もいます
Pixelだけなら45W級で足りるとしても、65W以上を選ぶ意味がないわけではありません。
例えば仕事用ノートパソコン、タブレット、Pixelを同じ充電器で使いたい場合です。USB-C端子が2つ、3つある65W~100W級なら、旅行や出張で持ち歩くACアダプターを減らせます。
ただし、複数ポート充電器には注意点があります。
「最大65W」と書かれていても、それが1ポートだけを利用した場合の最大出力という製品は珍しくありません。2台を接続すると45W+20W、30W+30Wなどへ出力配分が切り替わることがあります。
Pixelへ30W以上を確保したいなら、「USB-C1+USB-C2を同時使用した場合に、それぞれ何Wになるか」まで商品仕様を見てください。
スマホ充電器のワット数は、本体に大きく書かれた数字だけを見るより、各ポートの出力配分まで確認することが大切です。
USB PDとPPSを確認する

Pixel用充電器を選ぶとき、ワット数と同じくらい重要なのが充電規格。特に覚えておきたいのがUSB PDとPPS。この2つが何なのか分かれば、商品ページの見方も簡単になります。
USB PDは急速充電の規格です
USB PDは「USB Power Delivery」の略称です。USB-Cを利用して、対応機器同士で電力をやり取りするための仕組みになります。スマホだけでなく、タブレットやノートパソコンなど幅広い機器で採用されています。
PixelではUSB PD対応充電器を利用できるため、これから購入するならUSB-C端子を備えたUSB PD対応品を基本に考えるとよいでしょう。
昔のスマホに付属していたUSB-A充電器でも充電できる場合はあります。しかし、USB-AからUSB-Cへ接続すると、USB-C同士で接続する場合より充電速度が遅くなる可能性があります。
急速充電を目的に買うなら、USB-C to USB-Cの組み合わせが分かりやすいです。
PPSは電圧を細かく調整します
PPSは「Programmable Power Supply」の略。USB PDの仕組みの中で、機器の状態に合わせて電圧や電流を細かく調整できる方式になります。
難しく感じるかもしれませんが、Pixelユーザーが覚えておきたいのは一つ。充電器の商品説明に「USB PD PPS対応」と書かれている製品を選ぶことです。
ワット数が同じ30Wや45Wでも、PPSに対応している製品と対応していない製品があります。そのため「45WならどれでもPixelの急速充電に最適」とは言い切れません。
Google純正品に限る必要はありません。必要な規格、出力、安全面の条件を満たすUSB-C充電器であれば、第三者メーカー製品も選択肢になります。
USB-AとUSB-Cを混同しない
手元に昔の充電器がたくさんある人ほど確認してほしいのが端子です。
充電器側が四角いUSB-A端子になっていて、スマホ側だけUSB-Cになっているケーブルでは充電自体ができても、Pixelの急速充電性能を十分に使えないことがあります。
一方、現在の急速充電器は充電器側もUSB-Cになっている製品が中心。USB-C充電器とUSB-C to USB-Cケーブルを組み合わせることで、USB PDやPPSを利用しやすくなります。
新しいPixel用として買うなら、USB-C端子・USB PD対応・PPS対応・必要なワット数の4点を確認しておけば、かなり選びやすくなります。
高出力充電器は使えるのか

「Pixelに100W充電器をつないでも大丈夫?」という疑問もよくあります。ここはワット数の仕組みを知ると理解しやすいところです。
100Wがそのまま流れるわけではない
USB PDなどの規格に沿って正常に動作する充電器と端末では、充電器が一方的に最大出力をスマホへ押し込むわけではありません。
端末と充電器が対応条件を確認し、その範囲で充電します。そのため、最大100W対応の充電器へPixelを接続したからといって、Pixelへ突然100Wが流れ続けるという仕組みではありません。
例えばPixel側が30Wまで利用する場面なら、100W対応充電器の能力には大きな余裕が残ります。言い換えれば、充電器の最大出力は「供給できる上限」であって、スマホへ強制的に流す電力ではないということです。
高出力でも充電速度には上限があります
65Wから100Wへ充電器を交換したからといって、Pixelの最大充電性能が変わるわけではありません。
端末側の上限を満たした時点で、それ以上充電器のワット数を増やしても、スマホ単体では大幅な速度向上を期待できない場合があります。
そういうわけで、Pixel専用として考えるなら「とにかく最大出力が大きい充電器」より、端末に必要な出力とPPS対応を満たす製品のほうが重要です。
100W以上を選ぶなら、ノートパソコンとの共用や複数台同時充電といった別の目的があるか考えてみてください。
品質と安全性を優先します
高出力充電器を使ううえで私が最も重視したいのは品質です。充電器は家庭のコンセントへ直接接続し、毎日のように使う電気製品。価格だけを理由に仕様の分からない製品を選ぶのはおすすめしません。
国内向けACアダプターでは電気用品安全法に関する確認も大切。経済産業省では、ACアダプターが電気用品の対象になる場合について案内しています。(出典:経済産業省「電気用品名の確認」)
Amazonや楽天市場などで購入するときは、販売価格だけでなく、PSE表示、メーカー情報、対応規格、保証、商品仕様を確認してください。
異常な発熱、焦げたにおい、変形、ケーブル被覆の破損、接触不良がある充電器やケーブルは使用を続けないでください。安全に関わる異常がある場合は電源から外し、メーカーや販売店へ相談しましょう。正確な情報は公式サイトをご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。
USB-Cケーブルも確認する
充電器だけ新しくしても、ケーブルが適していなければ期待した充電速度にならないことがあります。スマホ充電ではACアダプターとUSB-Cケーブルを一つの組み合わせとして考えましょう。
PixelならUSB-C同士を選びます
急速充電を目的にするなら、基本はUSB-C to USB-Cケーブルです。現在のPixelにはUSB-C端子が搭載されています。充電器側もUSB-Cなら、USB PDやPPSを利用する構成にしやすくなります。
一方、昔から使っているUSB-A to USB-Cケーブルは、すぐ捨てなければならないわけではありません。低速でもよい予備充電用として利用できる場合があります。
ただ、せっかく30Wや45WのPPS対応充電器を購入するなら、ケーブルもUSB-C同士へそろえたほうが性能を活用しやすいでしょう。
Pixelだけなら60W対応で足ります
Pixelの有線充電だけを目的にするなら、一般的な60W対応USB-Cケーブルでも、現行Pixelの充電に必要な出力をまかなえるケースが多いです。45Wで充電するために、必ず100Wや240W対応ケーブルを買わなければいけないわけではありません。
ただし、同じケーブルを65W以上で充電するノートパソコンにも使うなら話は変わります。その場合は、パソコン側で必要な電力に合わせて100Wや240W対応品を選んだほうが使い回しやすくなります。
つまり、ケーブルも「数字が最大のもの」を選ぶのではなく、一緒に充電する機器の最大電力に合わせるのが基本です。
安価なケーブルは仕様を確認します
USB-Cケーブルは見た目だけでは性能が分かりにくい製品です。
同じUSB-C端子でも、対応する充電電力、データ転送速度、映像出力などは製品によって異なります。充電専用に近い製品もあれば、高速データ転送まで対応する製品もあります。
Pixelの充電だけなら映像出力や超高速転送は必須ではありませんが、対応電力とUSB PDでの利用可否は確認してください。
Amazonや楽天市場では「USB-Cケーブル」という名前だけで判断せず、60W、100Wなどの対応出力、長さ、保証、メーカー情報まで見て選ぶと失敗を減らせます。
◆keiのワンポイントアドバイス
充電が遅いと、ついスマホ本体や充電器を疑ってしまいますが、実際にはケーブルが原因になることも。家に何本もUSB-Cケーブルがある人は、どれが何W対応なのか分からなくなりやすいので、急速充電用を決めておくと便利ですよ。
充電が遅くなる理由
条件に合う充電器を使っていても、毎回同じ速度で充電できるとは限りません。Pixelは端末の状態を見ながら充電するため、充電器以外の要因でも速度が変わります。
満充電に近づくと遅くなります
バッテリーは0%から100%まで一定速度で充電されるわけではありません。
特に残量が増えて満充電へ近づくと、バッテリーへの負担や発熱を抑えるため充電電力が低下します。そのため、最初の30分は速かったのに、その後は時間がかかったとしても、それだけで故障とは判断できません。
急速充電の効果を感じやすいのは、外出前などに残量が少ない状態から短時間で補充したい場面。「100%になるまでの時間」だけで充電器を評価するより、20%から50%、30%から60%といった日常でよく使う範囲を見るほうが実用的でしょう。
端末が熱いと速度が落ちます
スマホの温度も充電速度に影響します。ゲームを遊びながら充電する、動画を長時間撮影した直後に充電する、夏場の車内で充電するといった状況では、Pixel本体の温度が上がりやすくなります。
温度が高い状態では、端末を保護するために充電電力が抑えられたり、一時的に充電が制限されたりする可能性があります。
だから、急いでいるときほど充電しながら重いゲームを動かすのは得策ではありません。画面を消して端末を休ませたほうが効率よく充電できることがあります。
Pixelの電池持ちそのものを見直したい人は、バッテリーの持ちの良いスマホはどれもあわせて確認してみてください。
充電の最適化も影響します
Pixelにはバッテリーの状態や利用方法を考慮する充電機能があります。そのため、充電器の能力には余裕があるのに、意図的にゆっくり充電される場面もあります。
例えば夜間に長時間接続する使い方では、「短時間で100%へ到達させること」だけが最優先ではありません。
これは故障や充電器不足とは別の話です。充電が遅いと感じたら、いきなり高出力充電器を買うのではなく、端末温度、バッテリー残量、充電設定、ケーブル、充電器の順に確認しましょう。
Pixel充電器の選び方
ここまでの内容を踏まえると、Pixel用充電器で見る場所はそれほど多くありません。商品ページで確認するポイントを順番に見ていきましょう。
まず対応ワット数を決めます
現在のPixelを中心に使うなら、30Wまたは45Wクラスが基準になります。
Pixel 11やPixel 11 Proなど30W級で利用するモデルだけなら30W対応品でも候補。一方、Pixel 11 Pro XL、Pixel 10a、今後の機種変更まで考えるなら45W以上を選んでおくと使いやすいでしょう。
さらにノートパソコンも充電するなら65W以上、複数の高出力機器を同時に充電するなら100W級も候補になります。Pixelだけなら45W PPS対応を基準にすると選びやすいです。
ノートパソコンとの共用なら65W以上、複数台の同時充電なら各ポートへの電力配分まで確認しましょう。
次にPDとPPSを見ます
最大出力を決めたら、「USB PD」「PPS」の表記を確認します。
特にネット通販では、商品名に「急速充電」「高速充電」とだけ書かれている製品もあります。しかし、「急速」という言葉だけではPixelが必要とする規格まで分かりません。
商品仕様欄まで開き、USB Power DeliveryとPPSへの対応を確認してください。Pixelに合うスマホ充電器のワット数を調べているなら、ここまで確認して初めて候補を比較できると考えてよいでしょう。
ポート数とサイズを決めます
最後に使い方に合わせてポート数を決めます。自宅のベッド横でPixelだけを充電するなら、USB-Cが1ポートのコンパクトな45W充電器でも十分でしょう。
一方、旅行ではPixel、イヤホン、モバイルバッテリーなど複数の機器を持ち歩きます。その場合は2~3ポート型のほうが便利です。
ただし、ポート数が増えるほど同時利用時の出力条件も複雑になりがちです。「単ポート65W」だけを見ず、2台接続時の配分も確認してください。
私は、持ち運び用なら多少出力に余裕を持たせ、自宅でPixelだけに使うなら必要十分な充電器を選ぶ考え方が使いやすいと思います。
価格だけで選ばないことも大切です
充電器は長期間、ほぼ毎日使う周辺機器です。数百円の価格差だけで決めるより、メーカーの仕様公開、保証、PSE表示、USB PD・PPS対応を確認したほうが安心です。
特にAmazonや楽天市場では似た外観の製品が多く並びます。「45W」「急速充電」という大きな文字だけではなく、商品説明の細部を見てください。
Pixelの設定や不具合などで公式情報を確認したいときは、当サイトのGoogle Pixelの公式情報・サポートまとめも参考にしてください。
ワイヤレス充電との違い
Pixelには有線充電だけでなく、ワイヤレス充電に対応するモデルもあります。ただし、有線充電器の45Wとワイヤレス充電器の15Wや25Wは別の条件として考える必要があります。
有線と無線のW数は別です
スマホ本体が有線で45W級の充電に対応しているからといって、ワイヤレスでも45Wになるわけではありません。ワイヤレス充電にはQiやQi2などの規格があり、端末と充電器の対応条件によって出力が決まります。
Pixel 10シリーズ以降ではPixelsnap対応モデルも登場しています。磁力で位置を合わせやすく、対応するモデルと充電器を組み合わせてワイヤレス充電できます。
ただ、外出前に短時間で電池を補充するなら、有線USB-C充電のほうが向く場面があります。一方、机の上でこまめに置いて充電するならワイヤレスが便利です。
どちらが上というより、充電する場面で選び分けるのが現実的でしょう。
発熱しやすい環境に注意します
ワイヤレス充電ではコイルを使って電力を伝えるため、有線充電とは異なる発熱があります。厚いケース、位置ずれ、高温の室内など条件によっては充電効率が下がることもあります。
充電中に多少温かくなること自体は珍しくありません。しかし、触り続けるのが難しいほど熱い、充電と停止を繰り返す、異臭がするといった状態なら使用を続けないでください。
有線・ワイヤレスを問わず、充電中は充電器とスマホの周囲をふさがないようにしましょう。布団や枕の下、直射日光が当たる場所、高温になる車内などでの充電は避けるのが基本です。
充電器を買い替える目安
すでに家にスマホ充電器がある場合、新しいPixelを購入するたびに買い替える必要はありません。今の充電器が使えるか、いくつかのポイントを確認してみましょう。
今の充電器がPD対応なら確認します
USB-CタイプのUSB PD充電器をすでに持っているなら、まず最大出力とPPS対応を調べてください。30W以上のPPS対応なら、多くのPixelで急速充電用として利用しやすいでしょう。45W以上なら現行Pixelでもさらに使い回しやすくなります。
反対に、USB-Aだけの古いACアダプターを長年使っているなら、新しいUSB-C PD PPS充電器へ交換する価値があります。充電できるかどうかだけではなく、「現在のPixelの急速充電性能を利用できるか」で考えるのがポイントです。
劣化が見えたら交換します
規格が合っていても、長期間使って傷んだ充電器やケーブルを無理に使い続ける必要はありません。
端子がぐらつく、ケーブルの根元が裂けている、以前より接続が不安定になった、異常に熱くなる、焦げたようなにおいがするといった変化があれば使用を中止しましょう。
特にケーブルは折り曲げや引っ張りを繰り返すため、ACアダプターより傷みが目立ちやすい部品です。「まだ充電できるから大丈夫」と考えるより、安全に関わる変化があれば早めに交換してください。
◆keiのワンポイントアドバイス
スマホを買い替えるとケースや保護フィルムには目が向きますが、充電器は昔のものをそのまま使いがち。Pixelへ機種変更するときは、ACアダプターとケーブルの規格を一度確認しておくと、購入後に「急速充電にならない」という失敗を減らせます。
スマホ充電の疑問を確認
最後に、スマホ充電器のワット数やPixelの急速充電について、よく聞かれる疑問をまとめます。
スマホ充電のよくある質問FAQ
Q1. Pixelに100W充電器を使っても大丈夫ですか?
A. USB PDなどの規格に適合した充電器とケーブルを正しく使用する場合、100W対応充電器だからPixelへ100Wが強制的に流れるわけではありません。端末側が対応する条件で充電されます。ただし、必要以上の高出力品を使ってもPixel単体の充電速度が上限を超えて速くなるわけではありません。製品の安全性や対応規格も確認してください。
Q2. Pixelには30Wと45Wのどちらがおすすめですか?
A. 現行Pixelを幅広く使うなら45WのUSB PD PPS対応充電器が選びやすいです。Pixel 11やPixel 11 Proは30W級でも利用できますが、Pixel 11 Pro XLなど45Wを必要とするモデルまで考えると45W級のほうが使い回しやすくなります。
Q3. 65W充電器ならPixelは速くなりますか?
A. 端末側の充電性能が上限になります。そのため、必要な出力を満たしたあとに45Wから65Wへ変更しても、Pixel単体の充電が比例して速くなるわけではありません。65W以上はノートパソコンとの共用や複数台充電でメリットを感じやすいでしょう。
Q4. PPSに対応していない充電器でも使えますか?
A. USB PD対応充電器などで充電できる場合はあります。ただし、Pixelの公式な急速充電条件ではPPS対応充電器が指定されるモデルがあります。これから購入するのであれば、USB PDとPPSの両方に対応する製品を選ぶほうが分かりやすいです。
Q5. 45W充電器には100Wケーブルが必要ですか?
A. Pixelを45W以下で充電する用途だけなら、適切な60W対応USB-Cケーブルで足りるケースが一般的。同じケーブルで65W以上を必要とするノートパソコンも充電するなら、100Wや240W対応品を選ぶと使い回しやすくなります。
GooglPixel充電器選びのまとめ
スマホ充電のワット数を見るときは、数字の大きさだけで判断しないことが大切です。
- Pixel用はUSB PD・PPS対応を確認する
- 現行Pixelでは30W~45W級が基準になる
- 幅広く使うなら45W PPS対応が選びやすい
- 65W以上はパソコンとの共用で便利
- 高出力でも端末側の上限以上には速くならない
- USB-Cケーブルの対応電力も確認する
- PSE表示やメーカー情報など安全面も確認する
Pixelだけを充電するなら、45W前後のUSB PD PPS対応USB-C充電器を軸に探すと選択肢を絞りやすいでしょう。
一方、スマホ、タブレット、ノートパソコンを1台のACアダプターへまとめたいなら、65W~100Wクラスも便利。ただし、複数ポートを使った際の出力配分まで確認してください。
充電器はGooglPixel本体ほど目立つ存在ではありませんが、毎日のように使う大切な周辺機器。ワット数の大きさだけを競うのではなく、必要な出力、USB PD・PPS、ケーブル、安全性までセットで選ぶ。これがPixelに合う充電環境を作る近道ですよ。
充電性能や対応条件は機種やソフトウェア、使用環境によって変わる場合があります。数値は一般的な目安として考え、購入前には使用するPixelの最新仕様をご確認ください。
安全性について判断に迷う場合は、正確な情報は公式サイトをご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。